33PM127第33回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

東洋医学臨床論現代医学的鑑別薬剤乱用頭痛・頸椎症性脊髄症・肩関節検査・坐骨神経・Ramsay Hunt・ASO・腰部脊柱管狭窄

次の症例で最も考えられる頭痛はどれか。「43歳の女性。月に15回以上の頭痛を自覚。ズキズキしたり、締め付けられたりする痛みがある。特に起床時に強く自覚。ここ1年は鎮痛薬を頻繁に服用している。頭部MRI検査では異常はない。」

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

頭痛の頻度、鎮痛薬の使用状況、画像所見を統合する症例問題です。月15日以上の頭痛と長期の鎮痛薬頻用が、薬物使用過多による頭痛の決め手です。

解説

薬物使用過多による頭痛は、もともとの片頭痛や緊張型頭痛などがある人が、急性期治療薬や鎮痛薬を頻繁に使用することで頭痛が慢性化する病態です。痛みの性状は拍動性にも締め付け性にもなり得るため、痛み方だけでは鑑別できません。

本例では月15回以上、1年間の鎮痛薬頻用、起床時に強い慢性頭痛、MRIで明らかな器質的異常がないことから、薬物使用過多による頭痛が最も考えられます。突然の激痛、麻痺、発熱などの警告所見があれば別途緊急評価が必要です。

選択肢の確認

  • 1.群発頭痛:誤り。群発頭痛は一側眼窩部の激痛が一定期間に反復し、流涙・鼻漏などの自律神経症状を伴うのが典型です。

  • 2.片頭痛:誤り。片頭痛は拍動性、悪心、光過敏などを示しますが、本例では鎮痛薬頻用による慢性化が診断上の中心です。

  • 3.緊張型頭痛:誤り。緊張型頭痛は締め付け感を示しますが、薬物使用歴と月15日以上の頻度を十分に説明する最終診断ではありません。

  • 4.薬物使用過多による頭痛:正しい。長期の鎮痛薬頻用と慢性頭痛の組合せから最も適切です。

覚えるポイント

  • 薬物使用過多による頭痛では頭痛が月15日以上になりやすい。
  • 鎮痛薬の頻度と期間を必ず確認する。
  • 痛みの性状は片頭痛様にも緊張型様にもなり得る。
  • 二次性頭痛の警告所見は見逃さない。

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