33PM133|第33回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
東洋医学臨床論現代医学的鑑別薬剤乱用頭痛・頸椎症性脊髄症・肩関節検査・坐骨神経・Ramsay Hunt・ASO・腰部脊柱管狭窄
次の症例で最も適切な疾患はどれか。「50歳の男性。数日前から右の耳に痛みがあり、しばらくして難聴、同側の表情筋の麻痺と外耳孔の水疱が出現。」
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
耳痛に続く外耳道水疱、末梢性顔面神経麻痺、難聴の組合せから疾患を診断する問題です。耳介・外耳道の帯状疱疹と顔面神経麻痺はラムゼイハント症候群の典型です。
解説
ラムゼイハント症候群は、水痘・帯状疱疹ウイルスの再活性化により顔面神経膝神経節付近が障害される病態です。強い耳痛、耳介や外耳道の水疱、同側の末梢性顔面神経麻痺が特徴で、内耳神経症状として難聴、耳鳴り、めまいを伴うことがあります。
本例では外耳孔の水疱が診断の大きな決め手です。眼の閉鎖不全がある場合は角膜障害予防を含む早期の医療対応が必要です。
選択肢の確認
1.脳幹梗塞:誤り。脳幹梗塞では顔面麻痺や聴覚症状を起こし得ますが、外耳道の水疱を説明できません。ほかの脳神経症状や長路徴候も確認します。
2.ベル麻痺:誤り。ベル麻痺は特発性の末梢性顔面神経麻痺で、外耳道水疱や強い耳痛は典型的ではありません。
3.聴神経腫瘍:誤り。聴神経腫瘍は通常、進行性の片側難聴や耳鳴りが中心で、急性の水疱と顔面麻痺の組合せではありません。
4.ラムゼイハント症候群:正しい。耳痛、外耳道水疱、末梢性顔面麻痺、難聴の組合せに一致するため正しいです。
覚えるポイント
- ハント症候群は耳痛・耳介または外耳道水疱・末梢性顔面麻痺。
- 難聴・耳鳴り・めまいを伴うことがある。
- ベル麻痺には水疱がない。
- 眼閉鎖不全では角膜保護が重要。