34AM42|第34回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
臨床医学総論症候学月経異常・不随意運動・呼吸器症状・消化管出血
消化管出血について正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、消化管出血でみられる吐血・下血の特徴と、便潜血検査の性質が問われています。
胃内で血液が胃酸に触れると、黒褐色のコーヒー残渣様吐血になることがあります。
解説
胃や十二指腸などの上部消化管から出血すると、吐血や黒色便がみられます。胃内で血液が胃酸により変化すると、吐物が黒褐色でコーヒー残渣のように見えることがあります。
上部消化管出血でも、血液が腸管を通過して排泄されれば黒色便として下血を認めることがあります。
吐血や腹痛がある場合に、非ステロイド性鎮痛解熱薬を安易に使用すると、胃粘膜障害や出血を悪化させる可能性があります。
免疫学的便潜血検査はヒトヘモグロビンを検出する検査であり、食事中の獣肉の影響を受けにくいのが特徴です。
ひっかけポイント
上部消化管出血でも下血はありえます。コーヒー残渣様吐血は胃酸で血液が変化した所見です。
選択肢の確認
1.上部消化管出血では下血を認めない。
誤り。
上部消化管出血でも、血液が腸管を通過して黒色便として排泄されれば下血を認めます。吐血だけとは限りません。
2.胃からの出血ではコーヒー残渣様吐血をみる。
正しい。
胃内の血液が胃酸により変化すると、黒褐色のコーヒー残渣様吐血をみることがあります。胃出血の所見として重要です。
3.吐血を伴う腹痛には非ステロイド性鎮痛解熱薬を投与する。
誤り。
非ステロイド性鎮痛解熱薬は胃粘膜障害や消化管出血を悪化させることがあります。吐血を伴う腹痛では原因評価と止血対応が重要です。
4.免疫学的便潜血検査は獣肉の生食で陽性となる。
誤り。
免疫学的便潜血検査はヒトヘモグロビンを検出するため、食事中の獣肉の影響を受けにくい検査です。食事制限の影響が問題になりやすいのは化学法です。
覚えるポイント
- 胃出血ではコーヒー残渣様吐血がみられることがあります。
- 上部消化管出血でも黒色便として下血を認めます。
- 非ステロイド性鎮痛解熱薬は消化管出血を悪化させることがあります。
- 免疫学的便潜血検査はヒトヘモグロビンを検出します。