34AM43|第34回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
臨床医学総論検査・治療総論尿所見・血小板・原因療法・心音
尿所見と病態の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、尿所見と病態の対応が問われています。
ケトン体陽性は、糖質が不足し、脂肪分解が進んでいる状態でみられます。飢餓や糖尿病性ケトアシドーシスで重要です。
解説
飢餓状態では、体内で利用できる糖質が不足します。すると脂肪酸の分解が進み、肝臓でケトン体が産生されます。そのため、尿中ケトン体が陽性となります。
前立腺肥大では排尿困難、尿線細小、残尿感、頻尿などが問題になりますが、多尿が代表ではありません。
脱水では水分が不足するため尿が濃縮され、尿比重は高くなりやすいです。低比重尿は尿が薄い状態です。
尿糖陽性は主に血糖上昇や腎性糖尿でみられます。甲状腺機能低下症の代表的な尿所見ではありません。
ひっかけポイント
脱水は尿が濃くなるため高比重、飢餓は脂肪分解によりケトン体陽性です。
選択肢の確認
1.多尿 前立腺肥大
誤り。
前立腺肥大では尿道が圧迫され、排尿困難、尿勢低下、残尿感、頻尿などがみられます。尿量そのものが増える多尿の代表的原因ではありません。
2.低比重 脱水
誤り。
脱水では体内の水分が不足するため、腎臓は水分を再吸収して尿を濃縮します。そのため、尿比重は高くなりやすいです。
3.糖陽性 甲状腺機能低下
誤り。
尿糖陽性は、糖尿病などで血糖が高くなり腎閾値を超えた場合や、腎性糖尿でみられます。甲状腺機能低下症の代表的な尿所見ではありません。
4.ケトン体陽性 飢餓
正しい。
飢餓では糖質不足により脂肪分解が進み、ケトン体が増加します。その結果、尿中ケトン体が陽性になります。
覚えるポイント
- 飢餓では尿中ケトン体が陽性になりやすいです。
- 脱水では尿が濃くなり、尿比重は高くなります。
- 前立腺肥大では排尿困難や残尿感が重要です。
- 尿糖陽性は糖尿病や腎性糖尿で考えます。