34PM132|第34回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
東洋医学臨床論運動器・神経障害の施術肩関節・腰椎神経根・ギヨン管・顔面神経痛・橈骨神経麻痺・スポーツ障害
腰椎椎間板ヘルニアで、母趾屈曲筋力の低下、アキレス腱反射減弱、下肢伸展挙上テスト陽性を示す場合、施術対象となる神経根として最も適切なのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、腰椎椎間板ヘルニアで障害される神経根を、筋力、腱反射、誘発テストから判断します。
アキレス腱反射の減弱は、S1神経根障害を考える重要な所見です。
解説
腰椎椎間板ヘルニアでは、突出した椎間板が神経根を圧迫し、痛み、しびれ、筋力低下、腱反射低下を起こします。
この症例では、母趾屈曲筋力の低下、アキレス腱反射減弱、下肢伸展挙上テスト陽性が示されています。特にアキレス腱反射はS1神経根と関係が深く、S1障害を示す重要な手がかりです。
下肢伸展挙上テストはラセーグテストとも呼ばれ、腰椎椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛や神経根刺激症状で陽性となります。
ひっかけポイント
L5では母趾背屈力低下が重要です。S1ではアキレス腱反射減弱、足関節底屈や母趾屈曲の低下を考えます。
選択肢の確認
1.L3
誤り。
L3神経根障害では大腿前面の症状や膝伸展に関係する所見を考えます。アキレス腱反射減弱とは結びつきにくいです。
2.L4
誤り。
L4神経根障害では膝蓋腱反射の低下や大腿前面から下腿内側の症状を考えます。アキレス腱反射減弱を主所見とする本問では適切ではありません。
3.L5
誤り。
L5神経根障害では母趾背屈力低下や下腿外側から足背のしびれが重要です。アキレス腱反射減弱を示す場合はS1を優先します。
4.S1
正しい。
S1神経根障害ではアキレス腱反射の減弱がみられます。母趾屈曲筋力低下や下肢伸展挙上テスト陽性とも合わせて、S1が最も適切です。
覚えるポイント
- S1神経根ではアキレス腱反射が重要です。
- L4では膝蓋腱反射を考えます。
- L5では母趾背屈力低下を考えます。
- ラセーグテスト陽性は腰椎椎間板ヘルニアで重要です。
- 神経根障害は、感覚、筋力、腱反射をセットで整理します。