34PM139第34回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

東洋医学臨床論運動器・神経障害の施術肩関節・腰椎神経根・ギヨン管・顔面神経痛・橈骨神経麻痺・スポーツ障害

疾患と罹患筋に対する治療穴の組合せで適切なのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正答

3

この問題のポイント

この問題では、スポーツ障害と、関係する筋・腱に対する治療穴の対応が問われています。

オスグッド病は大腿四頭筋から膝蓋腱を介して脛骨粗面に牽引力が加わることで生じます。大腿四頭筋へのアプローチが重要です。

解説

オスグッド病は、成長期にみられやすい脛骨粗面部の障害です。ジャンプやダッシュなどにより、大腿四頭筋の牽引力が膝蓋腱を介して脛骨粗面に加わります。

伏兎は大腿前面にあり、大腿四頭筋への施術部位として考えられます。したがって、オスグッド病と伏兎の組合せが適切です。

鵞足炎では縫工筋、薄筋、半腱様筋の付着部周辺が関係します。アキレス腱炎では下腿三頭筋やアキレス腱周囲が重要です。シンスプリントでは脛骨内側縁や後脛骨筋、ヒラメ筋などが関係します。

ひっかけポイント
オスグッド病は痛い部位が脛骨粗面でも、原因には大腿四頭筋の牽引が関係します。治療穴は罹患筋から考えます。

選択肢の確認

1.鵞足炎  足三里
誤り。
鵞足炎では縫工筋、薄筋、半腱様筋が脛骨内側に付着する鵞足部が問題になります。足三里は前脛骨筋周辺の経穴であり、罹患筋に対する組合せとして適切ではありません。

2.アキレス腱炎  太衝
誤り。
アキレス腱炎では下腿三頭筋やアキレス腱周囲が施術対象になります。太衝は足背にある肝経の経穴で、アキレス腱炎の罹患筋に対する治療穴としては不適切です。

3.オスグッド病  伏兎
正しい。
オスグッド病では大腿四頭筋の牽引力が脛骨粗面に加わります。伏兎は大腿前面にあり、大腿四頭筋に対する治療穴として適切です。

4.シンスプリント  陰陵泉
誤り。
シンスプリントでは脛骨内側縁の痛みがみられ、後脛骨筋やヒラメ筋などが関係します。陰陵泉は脛骨内側顆下方にありますが、罹患筋に対する組合せとしては本問の正答ではありません。

覚えるポイント

  • オスグッド病は脛骨粗面の障害です。
  • 大腿四頭筋の牽引力が病態に関係します。
  • 伏兎は大腿前面で大腿四頭筋に対する施術部位として重要です。
  • 鵞足炎は縫工筋、薄筋、半腱様筋を考えます。
  • アキレス腱炎は下腿三頭筋、シンスプリントは脛骨内側縁周囲を考えます。

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