34PM125第34回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問

臨床応用・症例治療運動器疾患仙腸関節・胸郭出口・膝下腿

次の症例で最も適切な疾患はどれか。 「17歳の男子。陸上部の長距離選手。当初、下腿下部内側の圧痛と練習時の痛みのみであったが、最近は歩行時にも痛みがある。」

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、長距離ランナーに多い下腿内側痛からシンスプリントを判断します。

下腿下部内側の圧痛、練習時痛、進行すると歩行時痛がある場合はシンスプリントを考えます。

解説

シンスプリントは、脛骨過労性骨膜炎とも呼ばれます。ランニングやジャンプ動作の反復により、脛骨内側縁に牽引ストレスが加わって痛みが出ます。

初期は運動時のみ痛みますが、進行すると歩行時や安静時にも痛むことがあります。長距離走、練習量の急増、硬い路面、足部アライメントの問題などが関係します。

腸脛靱帯炎は膝外側痛、オスグッド病は脛骨粗面部痛、鵞足炎は膝内側痛が中心です。

ひっかけポイント
長距離選手、下腿下部内側、練習時痛はシンスプリントのキーワードです。

選択肢の確認

1.腸脛靱帯炎
誤り。
腸脛靱帯炎は膝外側に痛みが出ることが多く、ランナー膝として知られます。下腿下部内側の圧痛とは部位が異なります。

2.オスグッド病
誤り。
オスグッド病は成長期に脛骨粗面部の痛みを起こす疾患です。下腿下部内側痛ではありません。

3.鵞足炎
誤り。
鵞足炎は膝内側、脛骨近位内側部に痛みが出ます。下腿下部内側の痛みを主とする本症例ではシンスプリントが適切です。

4.シンスプリント
正しい。
シンスプリントでは長距離走などで下腿下部内側に痛みや圧痛が生じます。進行すると歩行時にも痛みが出ます。

覚えるポイント

  • シンスプリントは下腿内側、特に脛骨内側縁の痛みです。
  • 長距離ランナーに多い障害です。
  • 進行すると練習時だけでなく歩行時にも痛みます。

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