33PM109|第33回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
次の症例で触知した筋はどれか。 「63歳の女性。主訴は両膝の痛み。腹臥位にて膝関節を軽度屈曲させ、委中穴からやや外方に向けて母指揉捏を行ったところ腓腹筋外側頭の内側縁に沿って、圧痛を伴う索状の筋硬結を触知した。」
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、膝窩部で触知される筋の位置関係を確認します。
「腓腹筋外側頭の内側縁に沿う索状の筋硬結」という表現から、足底筋を考えます。
解説
足底筋は、大腿骨外側上顆付近から起こり、細い筋腹と長い腱をもつ筋です。膝窩部では腓腹筋外側頭の内側縁に沿って触知されることがあります。
症例では、腹臥位で膝関節を軽度屈曲し、委中穴からやや外方へ母指揉捏を行ったとあります。委中は膝窩中央にあり、そこから外方へ向かうと腓腹筋外側頭周囲や足底筋の走行を確認しやすくなります。
後脛骨筋やヒラメ筋は下腿後面の深部・広い筋であり、膝窩で腓腹筋外側頭内側縁に沿う索状硬結として最も考えるものではありません。膝窩筋は膝関節後面の深部にあり、部位の表現からは足底筋が適切です。
触診のポイント
膝窩部では、腓腹筋内側頭・外側頭、足底筋、膝窩筋の位置関係を整理します。細い索状の構造として足底筋が問われやすいです。
選択肢の確認
1.後脛骨筋
誤り。
後脛骨筋は下腿後面深層にあり、足関節内がえしや底屈に関係します。膝窩部で腓腹筋外側頭の内側縁に沿って触知する索状筋としては不適切です。
2.膝窩筋
誤り。
膝窩筋は膝関節後面の深部にあり、膝関節のロック解除に関係します。症例の「腓腹筋外側頭の内側縁に沿う索状」の触知所見としては足底筋が適切です。
3.足底筋
正しい。
足底筋は膝窩外側寄りで、腓腹筋外側頭の内側縁に沿って触知されることがあります。症例の触診所見に最も合います。
4.ヒラメ筋
誤り。
ヒラメ筋は下腿後面の広い筋で、腓腹筋の深層にあります。膝窩部で索状の筋硬結として触知した筋としては足底筋が適切です。
覚えるポイント
- 足底筋は細い筋腹と長い腱をもつ筋です。
- 足底筋は腓腹筋外側頭の内側縁に沿って触知されることがあります。
- 委中周囲の触診では膝窩部の筋の位置関係を確認します。