34PM133第34回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問

東洋医学概論弁証論治八綱・瘀血・痰火・腎陽虚

次の症例の病証に対する治療方針として最も適切なのはどれか。 「27歳の女性。今朝から耳閉感を伴う強い耳鳴りがする。昨夜、深酒と甘い物の過食をした。めまいや頭重感もある。舌質は紅、舌苔は黄膩、脈は滑数を認める。」

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

この問題では、飲酒・甘味過食後の耳鳴り、頭重感、舌苔黄膩、脈滑数から病証を判断します。

黄膩苔、脈滑数は痰湿に熱がこもった状態を示し、治療方針は痰火を除くことです。

解説

深酒や甘い物の過食は、脾胃に負担をかけ、痰湿を生じやすくします。さらに熱が加わると痰火となり、上にのぼって耳鳴り、耳閉感、めまい、頭重感などを起こすことがあります。

舌質紅は熱、舌苔黄膩は湿熱や痰熱、脈滑数は痰と熱を示す重要所見です。

腎陰虚の耳鳴りは慢性的で虚熱を伴うことが多く、本症例のように飲食不節後に急に強い耳鳴りが起こる場合は痰火を考えます。

ひっかけポイント
黄膩苔、滑数脈、頭重感があれば痰湿や痰火を疑います。耳鳴りだからすぐ腎虚と決めつけないようにします。

選択肢の確認

1.脾陽を補う。
誤り。
脾陽虚では冷え、軟便、腹部の冷痛、舌淡胖などがみられます。本症例は舌紅、黄膩苔、脈滑数があり、熱と痰が中心です。

2.腎陰を補う。
誤り。
腎陰虚では慢性的な耳鳴り、腰膝のだるさ、潮熱、盗汗、舌紅少苔などを考えます。本症例では飲酒・過食後の痰火が適切です。

3.痰火を除く。
正しい。
深酒と甘味過食、頭重感、舌苔黄膩、脈滑数から痰火を考えます。治療方針として最も適切です。

4.瘀血を除く。
誤り。
瘀血では刺痛、固定痛、舌紫暗、瘀斑などが重要です。本症例の中心は痰火であり、瘀血ではありません。

覚えるポイント

  • 黄膩苔は湿熱や痰熱を示します。
  • 脈滑数は痰と熱の所見です。
  • 飲酒や甘味過食後の耳鳴り・頭重感では痰火を考えます。

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