34PM134|第34回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
東洋医学概論弁証論治肝脾不和・治療穴
次の症例の病証に対する治療穴の組合せで最も適切なのはどれか。 「18歳の女性。近頃、夕食後に腹部が脹り、朝は食欲がない。1か月後に受験を控えており、寝つきが悪く、下痢を繰り返している。舌質は淡紅、脈は弦を認める。」
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、受験ストレスによる気滞と、食欲不振・下痢を結びつけて考えます。
腹部膨満、脈弦は肝気の滞り、食欲不振や下痢は脾の失調を示します。治療穴は肝経の太衝と脾経の太白が適切です。
解説
ストレスが強いと、肝の疏泄が乱れ、気の巡りが滞ります。肝気が脾に影響すると、腹部膨満、食欲不振、下痢などがみられることがあります。
この病態は、肝脾不和として考えやすいものです。
太衝は足の厥陰肝経の原穴で、肝気の滞りを整える代表穴です。太白は足の太陰脾経の原穴で、脾の運化を助ける代表穴です。
ひっかけポイント
ストレス、脈弦、腹部膨満は肝気鬱結を考えます。下痢や食欲低下があれば脾も同時に整えます。
選択肢の確認
1.神 門 太 白
誤り。
神門は心経の原穴で、不眠や精神不安で重要です。太白は脾経として適切ですが、脈弦や腹部膨満を示す肝気鬱結には太衝が必要です。
2.太 衝 太 白
正しい。
太衝は肝経、太白は脾経の原穴です。ストレスによる肝気鬱結と脾の失調がみられる本症例に最も適切です。
3.太 衝 太 渓
誤り。
太衝は肝に対して適切ですが、太渓は腎経の原穴です。本症例では腎よりも食欲低下や下痢を示す脾を整える太白が適切です。
4.神 門 太 渓
誤り。
神門は心、太渓は腎に関係します。寝つきの悪さだけで判断せず、腹部膨満、下痢、脈弦から肝脾不和を考えます。
覚えるポイント
- 太衝は肝経の原穴です。
- 太白は脾経の原穴です。
- ストレスで腹部膨満と下痢が出る場合は肝脾不和を考えます。