R05A16|令和5年度 准看護師試験 過去問
薬物と看護薬剤情報・服薬支援薬物療法の基礎
芽胞の消毒に最も適した消毒剤はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、芽胞に有効な消毒剤が問われています。
芽胞は細菌がつくる耐久性の高い構造で、熱、乾燥、一般的な消毒薬に強いことが特徴です。
解説
芽胞を形成する代表的な細菌には、破傷風菌、ボツリヌス菌、炭疽菌、クロストリジオイデス・ディフィシルなどがあります。
芽胞は通常の細菌よりも消毒に抵抗性が強く、消毒薬を選ぶときは高水準消毒薬や滅菌に近い考え方が必要です。
グルタラールは高水準消毒薬で、医療器具の消毒などに用いられます。十分な濃度と接触時間が守られた場合、芽胞にも効果が期待できます。
エタノールやクレゾール石けん液は、芽胞に対して十分な効果が期待しにくい消毒薬です。次亜塩素酸ナトリウムは濃度や接触時間によって強い消毒効果を示しますが、この選択肢の中で芽胞の消毒に最も適したものとしてはグルタラールを選びます。
感染予防のポイント
消毒薬は「何に使うか」「どの微生物に効かせたいか」「濃度」「接触時間」を確認します。自己判断で濃度や使用方法を変えず、施設の手順に従います。
選択肢の確認
1.エタノール
誤り。
エタノールは手指や皮膚などの消毒に広く使われますが、芽胞には十分な効果が期待できません。
2.グルタラール
正しい。
グルタラールは高水準消毒薬であり、芽胞に対しても効果が期待できるため、この問題では最も適しています。
3.次亜塩素酸ナトリウム
誤り。
次亜塩素酸ナトリウムは環境消毒などで用いられますが、芽胞の消毒に最も適した消毒剤としては、この選択肢ではグルタラールを選びます。
4.クレゾール石けん液
誤り。
クレゾール石けん液は一般細菌などに効果がありますが、芽胞に対する消毒剤として最も適しているとはいえません。
覚えるポイント
- 芽胞は消毒薬に強い。
- 芽胞には高水準消毒薬や滅菌の考え方が重要である。
- グルタラールは高水準消毒薬である。
- 消毒薬は濃度、接触時間、対象物を確認して使う。