R05B108|令和5年度 准看護師試験 過去問
性感染症について、正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3 または 4
正答
3、4
この問題のポイント
この問題では、性感染症の原因病原体、症状、治療薬が問われています。
公式正答として複数の選択肢が正答です。各性感染症の特徴を独立して判定します。
解説
性感染症は、性的接触を介して感染する疾患です。症状がはっきり出る場合もありますが、無症状のまま感染が続き、パートナーへ感染させることもあります。
性器クラミジア症は、クラミジア・トラコマチスによる感染症です。女性では無症状のことが多く、気づかないうちに骨盤内炎症性疾患や不妊につながることがあります。男性では尿道炎症状が出ることがありますが、無症状の場合もあります。
梅毒は梅毒トレポネーマによる感染症です。薬物療法では、ペニシリン系抗菌薬が第1選択となります。治療は本人だけでなく、パートナーへの検査や治療につなげる視点も大切です。
尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルス、HPVによって起こります。ヘルペスウイルスではありません。
淋病では、男性では排尿痛や尿道分泌物、女性では帯下増加や下腹部痛などがみられることがあります。主症状を性器出血とするのは適切ではありません。
感染予防のポイント
性感染症では、コンドームの使用、パートナーの検査・治療、治療完了までの性的接触の回避、再感染予防が重要です。患者の羞恥心とプライバシーに十分配慮します。
選択肢の確認
1.尖圭コンジローマはヘルペスウイルスによって起こる。
誤り。
尖圭コンジローマはヒトパピローマウイルス、HPVによって起こります。ヘルペスウイルスではありません。
2.淋病の主症状は性器出血である。
誤り。
淋病では尿道分泌物、排尿痛、帯下増加、下腹部痛などがみられます。主症状を性器出血とするのは適切ではありません。
3.性器クラミジア症は罹患しても無症状のことが多い。
正しい。
性器クラミジア症は無症状のことが多く、感染に気づきにくい性感染症です。
4.梅毒の薬物療法はペニシリン系抗菌薬が第 1 選択となる。
正しい。
梅毒の薬物療法では、ペニシリン系抗菌薬が第1選択となります。
覚えるポイント
- 性器クラミジア症は無症状のことが多い。
- 梅毒の第1選択薬はペニシリン系抗菌薬である。
- 尖圭コンジローマはHPVが原因である。
- 淋病では尿道分泌物や排尿痛に注意する。
- 性感染症ではパートナーへの対応とプライバシー保護が重要である。