R07A107|令和7年度 准看護師試験 過去問
疾病の成り立ちと回復の促進感染症・免疫性感染症・HIV
後天性免疫不全症候群(AIDS)の無症候期に起こりやすいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、HIV感染症、AIDSの経過と無症候期に起こりやすい症状が問われています。
HIV感染症は、急性感染期、無症候期、AIDS発症期という経過で理解します。無症候期でも免疫機能の低下が少しずつ進むことがあります。
解説
HIV感染後、急性感染期には発熱、咽頭炎、リンパ節腫脹、発疹など、かぜに似た症状がみられることがあります。その後、症状が目立たない無症候期が続きます。
無症候期でも、免疫力の低下に伴い、帯状疱疹や口腔カンジダ症、持続するリンパ節腫脹などがみられることがあります。帯状疱疹は、免疫機能低下を示すサインとして重要です。
ニューモシスチス肺炎は、AIDS発症期にみられる代表的な日和見感染症です。発熱、乾性咳嗽、呼吸困難などを起こします。
感染予防と尊厳のポイント
HIVは日常生活の接触では感染しません。標準予防策を基本とし、患者のプライバシーと尊厳を守ります。感染に関する偏見や差別につながる言動は避けます。
選択肢の確認
1.発熱
誤り。
発熱は、急性感染期や日和見感染症の発症時にみられることがあります。無症候期に起こりやすいものとしては、帯状疱疹がより適切です。
2.咽頭炎
誤り。
咽頭炎は、HIV感染の急性感染期にみられることがあります。無症候期に起こりやすいものとしては、帯状疱疹が重要です。
3.ニューモシスチス肺炎(PCP)
誤り。
ニューモシスチス肺炎は、免疫低下が進んだAIDS発症期にみられる代表的な日和見感染症です。無症候期に起こりやすいものとしては適切ではありません。
4.帯状疱疹
適切である。
無症候期でも免疫機能の低下に伴い、帯状疱疹が起こることがあります。HIV感染症の経過を考えるうえで重要な症状です。
覚えるポイント
- HIV感染症は、急性感染期、無症候期、AIDS発症期で整理する。
- 急性感染期では、発熱、咽頭炎、リンパ節腫脹がみられることがある。
- 無症候期でも、帯状疱疹が起こることがある。
- ニューモシスチス肺炎は、AIDS発症期の日和見感染症として重要である。
- HIV患者の看護では、標準予防策とプライバシー保護を徹底する。