R05B23令和5年度 准看護師試験 過去問

疾病の成り立ちと回復の促進脳神経・感覚器疾患脳神経疾患

硬膜下血腫について、正しいのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、硬膜下血腫の部位、原因、血管損傷が問われています。

硬膜外血腫と硬膜下血腫を混同しやすいため、出血部位を整理して覚えます。

解説

硬膜下血腫は、硬膜とくも膜の間に血液がたまる状態です。頭部外傷により、架橋静脈が損傷して起こることが多いです。高齢者では軽い転倒や打撲でも慢性硬膜下血腫を起こすことがあります。

硬膜と頭蓋骨の間にできるのは硬膜外血腫です。硬膜外血腫は中硬膜動脈などの動脈損傷で起こることがあります。

硬膜下血腫の予後は、急性か慢性か、出血量、意識状態、治療までの時間などにより異なります。一律に予後不良とはいえません。

報告が必要なサイン
頭部外傷後の頭痛、嘔吐、意識レベル低下、片麻痺、けいれん、瞳孔不同、ぼんやりする、歩行不安定は速やかに報告します。

選択肢の確認

1.硬膜と頭蓋骨の間にできる。
誤り。
硬膜と頭蓋骨の間にできるのは硬膜外血腫です。硬膜下血腫は硬膜とくも膜の間にできます。

2.動脈の損傷である。
誤り。
硬膜下血腫は主に架橋静脈の損傷で起こります。動脈損傷は硬膜外血腫で重要です。

3.予後不良である。
誤り。
予後は血腫の種類、出血量、意識状態、治療の時期などにより異なります。一律に予後不良とはいえません。

4.原因は外傷である。
正しい。
硬膜下血腫は頭部外傷が原因で起こることが多いです。

覚えるポイント

  • 硬膜下血腫は硬膜とくも膜の間に出血する。
  • 硬膜下血腫は外傷が原因となることが多い。
  • 硬膜下血腫では架橋静脈の損傷が重要である。
  • 硬膜外血腫は硬膜と頭蓋骨の間に出血する。
  • 頭部外傷後の意識変化や片麻痺は報告する。

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