R05B84|令和5年度 准看護師試験 過去問
成人看護内分泌・代謝・腎看護内分泌・代謝疾患患者の看護
腹腔鏡下手術を受ける患者への説明について、適切なのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、腹腔鏡下手術の特徴と患者説明が問われています。
腹腔鏡下手術は、腹部に小さな切開を数か所つくり、カメラと器具を入れて行う手術です。
解説
腹腔鏡下手術では、開腹術に比べて切開創が小さいため、傷が小さいことが特徴です。一般に、術後疼痛が少ない、回復が早い、入院期間が短くなることが期待されます。ただし、疾患や術式、患者の状態によって異なります。
腹腔内を広げて視野を確保するために、通常は二酸化炭素を注入して気腹します。酸素を注入するわけではありません。
気腹による合併症や偶発症が全く起こらないとは説明できません。皮下気腫、肩の痛み、循環・呼吸への影響、開腹移行などの可能性があります。
開腹術に比べて回復に時間がかかるとは一般にいえません。多くの場合、開腹術より身体への負担が少ないとされます。
患者への説明
「小さな傷で行う手術ですが、合併症が全くないわけではありません。術後の痛み、発熱、創部の変化、呼吸苦があれば知らせてください」と説明します。
選択肢の確認
1.「腹腔内に酸素を注入して手術を行います。」
誤り。
腹腔鏡下手術では、通常、二酸化炭素を注入して気腹します。酸素ではありません。
2.「気腹による合併症や偶発症は起こりません。」
誤り。
気腹に伴う合併症や偶発症が起こる可能性はあります。絶対に起こらないと説明するのは不適切です。
3.「開腹術に比べて傷は小さいです。」
適切である。
腹腔鏡下手術は開腹術に比べて切開創が小さいことが特徴です。
4.「開腹術に比べて回復には時間がかかります。」
誤り。
腹腔鏡下手術は一般に開腹術より身体への負担が少なく、回復が早いことがあります。回復に時間がかかるとはいえません。
覚えるポイント
- 腹腔鏡下手術は開腹術より傷が小さい。
- 気腹には二酸化炭素を用いる。
- 合併症が全くないとは説明しない。
- 術後は創部、疼痛、発熱、呼吸状態を観察する。
- 開腹移行の可能性も理解しておく。