R06B118令和6年度 准看護師試験 過去問

老年看護安全・生活環境・褥瘡予防転倒予防・生活援助

高齢者の食事援助について、適切なのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、高齢者の安全な食事援助が問われています。

高齢者では口腔内が乾燥しやすいため、食事のはじめにお茶や汁物を少量すすめ、口腔内を湿らせることが適切です。

解説

高齢者は、唾液分泌の低下、咀嚼力の低下、嚥下機能の低下、義歯の不適合などにより、食べにくさやむせが起こりやすくなります。

食事のはじめにお茶や汁物をすすめることで、口腔内を湿らせ、食べ物を飲み込みやすくする助けになります。ただし、嚥下障害がある場合は、水分でむせやすいため、とろみの使用など個別の対応が必要です。

顎を挙げた姿勢は気道に入りやすく、誤嚥の危険があります。食事時は軽く顎を引いた姿勢が基本です。頸部や肩の体操は食後ではなく、食前に行うと嚥下の準備として有効です。

准看護師としての観察ポイント
むせ、湿った声、食事中の疲労、口腔内残渣、義歯の状態、食事摂取量、姿勢を観察します。むせが続く場合は報告し、食事形態を相談します。

選択肢の確認

1.顎を挙げた姿勢を保つ。
誤り。
顎を挙げると気道に食物が入りやすくなり、誤嚥の危険があります。食事時は軽く顎を引いた姿勢が基本です。

2.はじめにお茶や汁物をすすめる。
適切である。
口腔内を湿らせ、食べ物を飲み込みやすくするために有効です。嚥下状態を観察しながら少量ずつすすめます。

3.味付けの濃い食事をすすめる。
誤り。
味付けを濃くすると塩分過多につながり、高血圧や心不全、腎疾患の悪化につながることがあります。

4.食後に頸部や肩の体操をする。
誤り。
嚥下を助ける目的の頸部や肩の体操は、食後ではなく食前に行うと効果的です。

覚えるポイント

  • 高齢者の食事では口腔内を湿らせることが大切です。
  • 顎を挙げず、軽く顎を引いた姿勢にします。
  • 濃い味付けはすすめません。
  • むせや湿った声は誤嚥のサインです。

関連問題

R06B117R06B119
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)