R06B126|令和6年度 准看護師試験 過去問
Aさん(80歳、男性)。大腿骨頸部骨折のため人工骨頭置換術を受けた。手術後の看護について、適切なのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
人工骨頭置換術後は、早期離床を進めながら、神経障害、脱臼、感染、深部静脈血栓症、転倒を予防します。
この問題では、下肢の圧迫による腓骨神経麻痺の予防が問われています。
解説
大腿骨頸部骨折は高齢者に多く、手術後は寝たきりや廃用を防ぐため、状態に応じて早期離床を進めます。
腓骨神経は膝の外側、腓骨頭の近くを通ります。この部分が枕や寝具、装具、体位によって圧迫されると、腓骨神経麻痺を起こすことがあります。
腓骨神経麻痺では、足首を上に反らす動きが弱くなり、足が垂れるようになる下垂足がみられることがあります。しびれや感覚低下も重要なサインです。
痛みは我慢させるものではありません。疼痛が強いと離床が進まず、肺炎、血栓、せん妄、廃用につながります。また、股関節の過度な屈曲は脱臼リスクになるため、運動は指示された範囲で行います。
准看護師としての観察ポイント
創部、疼痛、発熱、下肢のしびれ、足背屈、足趾の動き、皮膚色、冷感、腫脹、脱臼肢位、転倒リスクを観察します。
選択肢の確認
1.痛みは我慢するよう伝える。
誤り。
痛みを我慢すると離床が遅れ、合併症のリスクが高まります。痛みは数値や表情で評価し、必要時は報告します。
2.臥床安静は長期になると説明する。
誤り。
高齢者では長期臥床により廃用、肺炎、血栓、せん妄が起こりやすくなります。状態に応じて早期離床を進めます。
3.腓骨神経麻痺を予防する。
適切である。
腓骨頭周囲の圧迫を避け、足の動きやしびれを観察します。腓骨神経麻痺の予防は術後看護として重要です。
4.積極的に患側の股関節の屈曲運動を行う。
誤り。
過度な股関節屈曲は脱臼の危険があります。運動は医師やリハビリ職の指示に従って安全に行います。
覚えるポイント
- 人工骨頭置換術後は腓骨神経麻痺を予防します。
- 腓骨頭周囲の圧迫に注意します。
- 下垂足、しびれ、足背屈低下を観察します。
- 痛みは我慢させず、離床を妨げないよう調整します。
- 過度な股関節屈曲は脱臼リスクになります。