R06B91|令和6年度 准看護師試験 過去問
成人看護消化器・ストーマ看護消化器・腎泌尿器患者の看護
吐血時の患者の看護について、適切なのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、吐血時の初期対応が問われています。
吐血は上部消化管出血を疑う重要な症状です。再出血や誤嚥を防ぐため、まず禁飲食として観察と報告を行います。
解説
吐血は、食道、胃、十二指腸などの上部消化管からの出血が口から出る状態です。
吐血時は、出血量、色、性状、バイタルサイン、意識状態、顔色、冷汗、腹痛、黒色便の有無を観察します。出血が続くと循環血液量が減少し、ショックに進行する危険があります。
このため、禁飲食として消化管への刺激を避け、検査や処置に備えます。口腔内に血液が残ると不快感や誤嚥の原因になるため、意識状態や嚥下状態に注意しながら口腔内の清潔を保ちます。
報告が必要なサイン
血圧低下、頻脈、冷汗、顔面蒼白、意識レベル低下、吐血の持続、黒色便がある場合は、消化管出血によるショックを疑い速やかに報告します。
選択肢の確認
1.吐血は鮮紅色で泡沫状である。
誤り。
鮮紅色で泡沫状の血液は喀血でみられやすい所見です。吐血は胃酸の影響で暗赤色やコーヒー残渣様になることがあります。
2.禁飲食とする。
適切である。
吐血時は消化管出血を疑い、再出血や誤嚥を防ぐため禁飲食とします。検査や処置に備える意味でも重要です。
3.上腹部に温罨法を行う。
誤り。
温罨法は血管拡張により出血を助長する可能性があります。吐血時の対応としては不適切です。
4.含嗽は控える。
誤り。
意識が清明で誤嚥の危険が少ない場合は、口腔内の血液を除去し不快感を軽減するため、含嗽や口腔ケアを行うことがあります。一律に控えるとはいえません。
覚えるポイント
- 吐血時は禁飲食にします。
- 吐血は上部消化管出血を疑います。
- 鮮紅色で泡沫状は喀血でみられやすい所見です。
- 血圧低下、頻脈、冷汗、意識変化はショックのサインです。