R05B93令和5年度 准看護師試験 過去問

成人看護消化器・ストーマ看護消化器・腎泌尿器患者の看護

ネフローゼ症候群の患者の看護について、適切なのはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

この問題では、ネフローゼ症候群の浮腫と看護が問われています。

ネフローゼ症候群では、大量の蛋白尿により血清アルブミンが低下し、浮腫や体重増加が起こりやすくなります。

解説

ネフローゼ症候群では、糸球体からたんぱく質が大量に尿中へ漏れます。その結果、血液中のアルブミンが低下し、血管内に水分を保ちにくくなります。水分が組織に移動して、浮腫、腹水、胸水、体重増加がみられます。

そのため、看護では体重増加に注意することが適切です。体重は浮腫や体液貯留の変化を把握する重要な指標です。毎日同じ条件で測定し、尿量、浮腫、血圧、呼吸状態も合わせて観察します。

高たんぱく食は、腎臓への負担や蛋白尿の増加につながることがあるため、医師や管理栄養士の指示に従います。自己判断で高たんぱく食にするのは適切ではありません。

ネフローゼ症候群の治療には、ステロイド薬、免疫抑制薬、利尿薬などが用いられることがあります。抗ウイルス薬が基本とはいえません。

ステロイド薬や免疫抑制薬を使用する場合は感染しやすくなるため、感染予防は重要です。特別な感染予防は不要とは説明できません。

准看護師としての観察ポイント
体重、尿量、浮腫、血圧、呼吸困難、皮膚状態、感染徴候を観察します。急な体重増加、尿量減少、強い浮腫、発熱があれば速やかに報告します。

選択肢の確認

1.体重増加に注意する。
適切である。
ネフローゼ症候群では浮腫や体液貯留により体重が増加することがあるため、体重変化の観察が重要です。

2.高たんぱく食とする。
誤り。
食事療法は腎機能や病状に応じて調整します。自己判断で高たんぱく食にするのは適切ではありません。

3.抗ウイルス薬の与薬を確実に行う。
誤り。
ネフローゼ症候群の基本治療として抗ウイルス薬を用いるわけではありません。ステロイド薬や免疫抑制薬などが用いられることがあります。

4.特別な感染予防は必要ないと説明する。
誤り。
ネフローゼ症候群では免疫低下や薬剤の影響で感染に注意が必要です。手指衛生や感染徴候の観察が重要です。

覚えるポイント

  • ネフローゼ症候群では大量蛋白尿と低アルブミン血症が重要である。
  • 浮腫や体重増加に注意する。
  • 尿量、血圧、呼吸状態も観察する。
  • 食事療法は医師や管理栄養士の指示に従う。
  • ステロイド薬使用時は感染予防が重要である。

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