R06A92|令和6年度 准看護師試験 過去問
成人看護消化器・ストーマ看護消化器・腎泌尿器患者の看護
腸閉塞患者の看護について、適切なのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、腸閉塞患者の観察と管理が問われています。
腸閉塞では、嘔吐や消化管内への水分貯留により、脱水や電解質異常を起こしやすいため、水分出納バランスの観察が重要です。
解説
腸閉塞は、腸管内容物の通過が障害される状態です。腹痛、腹部膨満、嘔吐、排ガス・排便停止などがみられます。
腸管内に水分やガスがたまったり、嘔吐や胃管・イレウス管からの排液が増えたりすると、脱水や電解質異常を起こす危険があります。そのため、水分出納バランス、尿量、排液量、嘔吐量、腹部症状、バイタルサインを観察します。
食事再開は、腹痛だけで判断せず、医師の指示や腸蠕動、排ガス、画像所見などを確認して行います。絞扼性腸閉塞などでは手術が必要になることもあります。
報告が必要なサイン
強い腹痛、腹膜刺激症状、発熱、頻脈、血圧低下、尿量減少、嘔吐の増悪、血性排液がある場合は、重症化を疑い速やかに報告します。
選択肢の確認
1.腹痛が軽減すれば食事をしてもよいと説明する。
誤り。
腹痛の軽減だけで食事を再開してはいけません。腸閉塞では医師の指示に従い、腸管の状態を確認してから食事を再開します。
2.水分出納バランスを観察する。
適切である。
嘔吐、排液、腸管内貯留により脱水や電解質異常を起こしやすいため、水分出納バランスの観察が重要です。
3.イレウス管は同一部位に固定する。
誤り。
同一部位に固定し続けると、皮膚や鼻腔粘膜の圧迫、びらん、疼痛につながります。固定部位や皮膚状態を観察し、必要に応じて調整します。
4.手術の適応にはならないと説明する。
誤り。
腸閉塞の種類や重症度によっては手術が必要になることがあります。手術の可能性を否定する説明は不適切です。
覚えるポイント
- 腸閉塞では水分出納バランスの観察が重要です。
- 脱水、電解質異常、尿量減少に注意します。
- 食事再開は自己判断せず、医師の指示に従います。
- 絞扼や壊死が疑われる場合は手術適応になることがあります。