R05B91令和5年度 准看護師試験 過去問

成人看護消化器・ストーマ看護消化器・腎泌尿器患者の看護

内分泌・代謝疾患の検査について、正しいのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、内分泌・代謝疾患で行う検査の目的が問われています。

ホルモン検査、自己抗体検査、負荷試験、画像検査は、それぞれ何を調べる検査かを分けて理解します。

解説

内分泌・代謝疾患では、ホルモンの分泌異常、糖代謝異常、自己免疫、臓器の形態変化などを調べます。

免疫異常が疑われる場合には、血液中の自己抗体を測定することがあります。たとえば、自己免疫性甲状腺疾患や1型糖尿病などでは、自己抗体の測定が診断や病態把握に役立ちます。

ホルモン分泌量を尿でみる場合は、時間による変動を考慮して、24時間蓄尿などを用いることがあります。早朝尿だけで分泌量をみるとは限りません。

血中ホルモン濃度が高値の場合は、過剰分泌を抑えられるかをみる抑制試験が行われることがあります。分泌刺激試験は、ホルモン分泌が低下している疑いがあるときに、分泌能力を確認する目的で行われます。

超音波検査は、甲状腺、副腎、膵臓などの形や腫瘤の有無をみる画像検査として有用ですが、ホルモン分泌機能そのものを直接評価する検査ではありません。

准看護師としての観察ポイント
内分泌疾患では、体重変化、発汗、脈拍、血圧、食欲、尿量、口渇、倦怠感、意識状態を観察します。検査前後は、絶食や採血時間などの指示を確認します。

選択肢の確認

1.ホルモン分泌量をみる尿検査は早朝尿で行う。
誤り。
ホルモン分泌量を評価する尿検査では、24時間蓄尿などを用いることがあります。早朝尿だけで行うとは限りません。

2.免疫異常を疑う場合は血中自己抗体を測定する。
正しい。
自己免疫が関係する内分泌・代謝疾患では、血中自己抗体を測定することがあります。

3.血中ホルモン濃度が高値の場合は分泌刺激試験を行う。
誤り。
ホルモン高値では、過剰分泌を抑えられるかをみる抑制試験が行われることがあります。分泌刺激試験は分泌低下が疑われる場合に用いられます。

4.機能を知るために有用なのは超音波(エコー)検査である。
誤り。
超音波検査は主に臓器の形態や腫瘤の有無をみる検査です。ホルモン分泌機能を直接みる検査ではありません。

覚えるポイント

  • 免疫異常では自己抗体を測定する。
  • ホルモン分泌量の尿検査では蓄尿を用いることがある。
  • ホルモン高値では抑制試験を考える。
  • ホルモン低値では刺激試験を考える。
  • 超音波検査は形態評価に有用である。

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