R07A113|令和7年度 准看護師試験 過去問
老年看護加齢変化・心理社会身体機能の加齢変化
老年期の変化について、正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、老年期にみられる身体機能の変化が問われています。
高齢者では、加齢により呼吸、循環、消化、腎機能などが少しずつ低下します。病気ではなく加齢変化として起こるものと、異常として報告が必要なものを区別して理解します。
解説
老年期では、肺の弾力性が低下し、胸郭の動きも制限されやすくなります。その結果、息を吐ききった後にも肺に残る空気である残気量が増加します。換気効率が低下し、呼吸器感染や無気肺に注意が必要です。
腎機能では、尿を濃縮する力が低下しやすく、脱水を起こしやすくなります。循環器では動脈壁の弾力性が低下し、高血圧や動脈硬化と関係します。消化器では腸蠕動が低下し、便秘になりやすくなります。
准看護師としての観察ポイント
高齢者では症状がはっきり出ないことがあります。呼吸数、SpO2、咳嗽、痰、便秘、尿量、食欲、活動量、脱水徴候を日常的に観察します。
選択肢の確認
1.尿の濃縮機能は向上する。
誤り。
老年期では腎機能が低下し、尿の濃縮機能も低下しやすくなります。そのため、脱水や電解質異常に注意します。
2.動脈壁の弾力性が増加する。
誤り。
加齢により動脈壁の弾力性は低下します。血管が硬くなり、高血圧や動脈硬化のリスクが高まります。
3.腸の蠕動運動が亢進する。
誤り。
老年期では腸の蠕動運動は低下しやすく、便秘を起こしやすくなります。活動量低下、水分不足、食事量低下も便秘に関係します。
4.肺の残気量が増大する。
正しい。
加齢により肺の弾力性が低下し、息を吐ききりにくくなるため、残気量が増大します。呼吸機能の低下や感染に注意が必要です。
覚えるポイント
- 老年期では、肺の残気量が増大する。
- 尿の濃縮機能は低下し、脱水を起こしやすい。
- 動脈壁の弾力性は低下する。
- 腸蠕動は低下し、便秘になりやすい。
- 高齢者では、日常生活の小さな変化が異常のサインになる。