R07A70|令和7年度 准看護師試験 過去問
痛みのある患者の看護について、適切なのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、痛みのある患者の看護と痛みの評価方法が問われています。
痛みは本人にしか分かりにくい主観的な症状です。そのため、部位、強さ、性質、持続時間、増悪因子、緩和因子、日常生活への影響を丁寧に確認します。
解説
痛みの強さを評価する方法には、数値で表すNRS、顔の表情で示すフェイススケール、線上で示すVASなどがあります。フェイススケールは、痛みの程度を表情の図で選んでもらう方法で、小児や高齢者などにも使いやすい場合があります。
ブレーデンスケールは、痛みの評価ではなく、褥瘡発生リスクを評価するスケールです。知覚、湿潤、活動性、可動性、栄養、摩擦とずれなどを確認します。
急性炎症を伴う痛みでは、原則として冷罨法により炎症や腫脹を抑えることが多く、温罨法は適切ではありません。拍動性の痛みや炎症がある部位は、下垂すると腫脹や痛みが増すことがあるため、安静や挙上を考えます。
准看護師としての観察ポイント
痛みの部位、強さ、性質、発生時期、持続時間、バイタルサイン、表情、姿勢、睡眠、食欲、活動への影響を観察します。急な強い痛み、胸痛、腹痛、意識変化、冷汗、血圧低下がある場合は速やかに報告します。
選択肢の確認
1.痛みの部位の把握にはブレーデンスケールを用いる。
誤り。
ブレーデンスケールは褥瘡発生リスクを評価するためのスケールです。痛みの部位は、患者に指し示してもらう、ボディチャートを用いるなどして確認します。
2.痛みの強さの把握にはフェイススケールを用いる。
適切である。
フェイススケールは、表情の図を用いて痛みの強さを評価する方法です。痛みを数値で表しにくい患者にも使いやすく、痛みの程度の把握に役立ちます。
3.拍動性の痛みがある部位は下垂する。
誤り。
拍動性の痛みがある部位を下垂すると、血流や腫脹の影響で痛みが増すことがあります。状態に応じて安静や挙上を行い、疼痛や循環状態を観察します。
4.急性炎症を伴う局所の痛みは温罨法を行う。
誤り。
急性炎症では、発赤、腫脹、熱感、疼痛がみられます。温罨法は炎症や腫脹を悪化させることがあるため、一般には冷罨法を考えます。
覚えるポイント
- 痛みは主観的な症状であり、患者の訴えを尊重する。
- 痛みの強さの評価には、NRS、VAS、フェイススケールなどがある。
- ブレーデンスケールは褥瘡リスク評価であり、痛み評価ではない。
- 急性炎症には、一般に冷罨法を用いる。
- 急な強い痛み、胸痛、冷汗、血圧低下、意識変化は報告が必要である。