R07A71|令和7年度 准看護師試験 過去問
咳嗽・喀痰のある患者の看護について、適切なのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、咳嗽・喀痰のある患者の看護が問われています。
喀痰が多い患者では、痰を出しやすくして気道を確保することが大切です。痰が貯留すると、換気が悪くなり、呼吸困難や無気肺、肺炎につながることがあります。
解説
咳嗽は、気道内の分泌物や異物を外へ出すための防御反応です。喀痰がある場合は、痰の性状、量、色、におい、血液混入の有無、呼吸状態を観察します。
痰を排出しやすくする援助として、体位ドレナージがあります。体位ドレナージは、痰が貯留している部位を考えて体位を工夫し、重力を利用して痰を出しやすくする方法です。
また、十分な水分摂取、加湿、腹式呼吸、効果的な咳嗽、必要時の吸引なども排痰援助に関係します。ただし、水分制限が必要な疾患がある場合は、医師の指示や看護計画に従います。
准看護師としての観察ポイント
呼吸数、呼吸音、SpO2、チアノーゼ、痰の量・色・粘稠度、発熱、息苦しさを観察します。血痰、急な呼吸困難、SpO2低下、意識状態の変化があれば速やかに報告します。
選択肢の確認
1.水分制限をする。
誤り。
喀痰がある場合、一般には水分を適切に摂取することで痰がやわらかくなり、排出しやすくなります。心不全や腎不全などで水分制限が必要な場合を除き、一律に水分制限をするのは適切ではありません。
2.体位ドレナージを行う。
適切である。
体位ドレナージは、重力を利用して気道内の分泌物を排出しやすくする方法です。咳嗽・喀痰のある患者に対する排痰援助として適切です。
3.胸式深呼吸を促す。
誤り。
排痰を促すには、胸式呼吸だけでなく、横隔膜を使った腹式呼吸や有効な咳嗽が重要です。胸式深呼吸だけを促す対応は、排痰援助として最も適切とはいえません。
4.室内の湿度は低く設定する。
誤り。
湿度を低くすると気道粘膜が乾燥し、痰が粘くなって出しにくくなります。喀痰がある患者では、適切な加湿により気道を保湿し、痰を出しやすくします。
覚えるポイント
- 咳嗽は、気道内の分泌物を外へ出す防御反応である。
- 喀痰があるときは、痰の量、色、粘り、血液混入を観察する。
- 排痰援助には、体位ドレナージ、加湿、水分摂取、腹式呼吸、咳嗽介助がある。
- 湿度を低くすると、痰が粘くなり排出しにくくなる。
- 呼吸困難、SpO2低下、血痰、チアノーゼは報告が必要なサインである。