R07B39令和7年度 准看護師試験 過去問

保健医療福祉と看護倫理看護倫理・権利擁護医療安全と権利擁護

インシデントはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、インシデントの意味が問われています。

インシデントは、医療事故には至らなかったものの、患者に影響を及ぼす可能性があった出来事です。ヒヤリ・ハットとして報告されることもあります。

解説

インシデントとは、誤った医療行為が実施された、または実施されそうになったが、患者に実害を及ぼさなかった事象を指します。たとえば、薬を取り違えそうになった、実施したが患者に影響がなかった、などが該当します。

インシデントは、責任追及のためではなく、再発防止のために報告・分析します。小さな出来事を共有することで、重大事故を防ぐ仕組みづくりにつながります。

患者や医療者に被害が発生した事象は、アクシデントや医療事故として扱われます。安全を確保する考え方全体はリスクマネジメントに近い内容です。

医療安全のポイント
インシデントは隠さず報告し、原因をチームで分析します。報告は患者を守るだけでなく、医療者自身を守ることにもつながります。

選択肢の確認

1.患者や医療者になんらかの被害が発生した事象
誤り。
患者や医療者に被害が発生した事象は、アクシデントや医療事故として扱われます。インシデントは、患者に影響を及ぼさなかった、または被害に至らなかった事象です。

2.誤った医療行為が実施されたが、患者に影響を及ぼさなかったもの
正しい。
誤った医療行為があっても患者に影響を及ぼさなかったものは、インシデントにあたります。再発防止のために報告と共有が必要です。

3.被害が発生し、明らかな過失があった場合
誤り。
被害が発生しているため、インシデントというより医療事故として扱われます。インシデントは被害に至らなかった事象を指します。

4.医療事故を防止し、安全を確保する考え方
誤り。
これは医療安全やリスクマネジメントの考え方です。インシデントそのものの定義ではありません。

覚えるポイント

  • インシデントは、患者に影響を及ぼさなかったヒヤリ・ハットである。
  • アクシデントは、実際に被害が発生した事象である。
  • インシデント報告は責任追及ではなく再発防止のために行う。
  • 小さなミスや違和感も報告することが医療安全につながる。
  • チームで原因を分析し、仕組みを改善する。

関連問題

R07B38R07B40
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)