49G36|第49回 美容師国家試験 過去問
香粧品化学香粧品の基礎界面活性剤
界面活性剤に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
界面活性剤の分類と働きが問われています。
解説
界面活性剤は、親水基のイオン性によって4つに分類されます。
- 陰イオン(アニオン)界面活性剤……水中でマイナスに荷電。石けん、アルキル硫酸ナトリウムなど。洗浄力に優れ、シャンプーに用いられる。
- 陽イオン(カチオン)界面活性剤……水中でプラスに荷電。第四級アンモニウム塩など。毛髪はマイナスに荷電しているため吸着しやすく、帯電防止・柔軟効果に優れ、ヘアリンス剤に用いられる。逆性石けんとして消毒にも使われる。
- 両性界面活性剤……pHにより荷電が変わる。刺激が少ない。
- 非イオン(ノニオン)界面活性剤……荷電しない。乳化や可溶化に用いられる。
また、ミセルは臨界ミセル濃度以上で、親水基を外側、親油基を内側に向けて形成されます。粉体を液体中に安定させることは分散であり、乳化ではありません。
技術のポイント
毛髪は濡れるとマイナスに荷電します。だからプラスのカチオン界面活性剤が
吸着し、静電気を抑えて指通りをよくします。
選択肢の確認
1.水中の界面活性剤は、臨界ミセル濃度以上になると疎水性の部分を外側に向けたミセルを形成する。
誤り。
水中では親水基を外側、疎水基(親油基)を内側に向けてミセルを形成します。
2.粉体を液体の基剤中に均一な微細粒子状で安定させることを乳化という。
誤り。
これは分散です。乳化は水と油を細かく混ぜ合わせることをいいます。
3.石けんは、陽イオン界面活性剤である。
誤り。
石けんは陰イオン(アニオン)界面活性剤です。
4.ヘアリンス剤に配合された第四級アンモニウム塩などの陽イオン界面活性剤には、帯電防止効果がある。
正しい。
毛髪表面のマイナス荷電に吸着し、静電気を抑えます。
覚えるポイント
- 石けん=陰イオン、洗浄力に優れる。
- 第四級アンモニウム塩=陽イオン、帯電防止・柔軟効果。
- 水中のミセルは親水基が外側。
- 粉体を安定させるのは分散、水と油を混ぜるのは乳化。