52G37|第52回 美容師国家試験 過去問
香粧品化学香粧品の基礎界面活性剤
界面活性剤に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
界面活性剤の分類と特徴が問われています。
解説
界面活性剤の4分類を整理します。
- 陰イオン(アニオン)界面活性剤……石けん、アルキル硫酸ナトリウムなど。洗浄力と泡立ちに優れ、シャンプーの主成分です。
- 陽イオン(カチオン)界面活性剤……第四級アンモニウム塩など。毛髪表面のマイナス荷電に吸着し、帯電防止・柔軟効果に優れます。ヘアリンス剤に用いられ、逆性石けんとして消毒にも使われます。
- 両性界面活性剤……レシチン、アルキルベタインなど。刺激が少なく、低刺激性シャンプーなどに用いられます。
- 非イオン(ノニオン)界面活性剤……水中で電離しません。乳化剤や可溶化剤として広く用いられます。
したがって、第四級アンモニウム塩は帯電防止効果に優れるという記述が正しいものです。
技術のポイント
毛髪は濡れるとマイナスに荷電します。
プラスの陽イオン界面活性剤が吸着することで、静電気が抑えられ指通りがよくなります。
選択肢の確認
1.石けんは、陽イオン界面活性剤(カチオン界面活性剤)である。
誤り。
石けんは陰イオン(アニオン)界面活性剤です。
2.レシチンは、非イオン界面活性剤(ノニオン界面活性剤)である。
誤り。
レシチンは両性界面活性剤です。大豆や卵黄から得られます。
3.第四級アンモニウム塩は、帯電防止効果に優れている。
正しい。
陽イオン界面活性剤であり、毛髪に吸着して帯電防止効果を示します。
4.陰イオン界面活性剤(アニオン界面活性剤)は、泡立ちがよくない。
誤り。
陰イオン界面活性剤は泡立ちと洗浄力に優れています。
覚えるポイント
- 石けん=陰イオン(洗浄・泡立ちに優れる)。
- 第四級アンモニウム塩=陽イオン(帯電防止・柔軟)。
- レシチン=両性。
- 非イオンは乳化・可溶化に用いる。