53G33|第53回 美容師国家試験 過去問
保健皮膚科学皮膚の機能(保護作用)
皮膚に含まれる次の物質のうち、機械的外力に対する保護作用を持たないものはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
機械的外力に対する保護作用を担う成分が問われています。
解説
機械的外力(こすれ、圧迫、打撲)から皮膚を守るのは、次の成分・構造です。
- ケラチン……角質層の主成分となる硬いタンパク質。表面を丈夫にします。
- コラーゲン(膠原線維)……真皮の主成分。引っ張りに対する強さを与えます。
- エラスチン(弾性線維)……真皮にあり、伸び縮みする弾力を与えます。
- 皮下脂肪組織……クッションとして衝撃を吸収します。
一方、サイトカインは細胞から分泌される**情報伝達物質(タンパク質)**です。炎症や免疫応答の調節に関わりますが、機械的外力に対する保護作用はもちません。
美容師国試ではここを押さえる
構造をつくる線維(コラーゲン・エラスチン・ケラチン)は物理的な守り、
サイトカインは情報を伝える物質。役割が根本的に違います。
選択肢の確認
1.サイトカイン
正答。持ちません。
サイトカインは細胞間の情報伝達物質であり、機械的外力に対する保護作用はありません。
2.エラスチン
持ちます。
真皮の弾性線維の成分で、皮膚に弾力を与えます。
3.ケラチン
持ちます。
角質層の主成分で、表面を丈夫にします。
4.コラーゲン
持ちます。
真皮の膠原線維の成分で、引っ張りに対する強さを与えます。
覚えるポイント
- 機械的外力への保護……ケラチン・コラーゲン・エラスチン・皮下脂肪組織。
- サイトカインは情報伝達物質であり、構造タンパクではない。
- 紫外線への保護はメラニン、微生物への保護は脂肪酸と皮膚常在菌。