34Q47|第34回 介護福祉士国家試験 過去問
入浴の介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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正解: 2
正答
2.空腹時の入浴は控える。
この問題のポイント
安全な入浴には、本人の意思、体調、食事との間隔、水分補給、湯温を確認する必要があります。空腹時、食後すぐ、脱水状態、熱すぎる湯を避ける理由を理解します。
解説
空腹時は、血糖が低下していたり、体力が落ちていたりすることがあります。入浴によって血管が広がり、血圧が変動すると、ふらつきや気分不良、転倒を起こす危険があるため、空腹時の入浴は控えます。食事を全く取れていない、強い疲労がある、いつもと様子が違う場合は、状態を確認して入浴を延期することも必要です。
一方、食後すぐの入浴も適切ではありません。食後は消化のために腹部へ血流が集まっており、入浴による循環の変化が加わると、気分不良などを起こす可能性があります。本人の普段の生活習慣や医療職の指示も確認し、食後は一定の時間をあけます。
入浴では発汗により水分が失われます。心臓や腎臓の病気などで水分制限がある場合を除き、入浴前後の水分摂取を支援します。湯温は介護福祉職が確認した後に本人にも確認してもらい、45℃のような高温は避けます。高齢者は熱さを感じにくいことがあり、やけどや急激な血圧変動に注意します。
衣服は、本人の好み、気候、予定、着脱しやすさなどを確認し、本人が選べるように支援します。介護福祉職の都合だけで決めるものではありません。
介護実践でのポイント
入浴前には、本人の希望、顔色、体温、脈拍、血圧、食事・水分摂取、排泄、皮膚状態を確認します。胸痛、息苦しさ、発熱、著しい血圧変動などがあれば中止し、医療職へ報告します。
選択肢の確認
1.着替えの衣服は、介護福祉職が選択する。
適切ではありません。
衣服の選択は本人の自己表現や自己決定に関わります。必要な情報や選びやすい方法を提供し、本人の希望を尊重します。
2.空腹時の入浴は控える。
正答。最も適切です。
空腹時は体力や血糖が低下している場合があり、入浴による血圧変動でふらつきや気分不良を起こす危険があります。
3.入浴前の水分摂取は控える。
適切ではありません。
入浴では発汗して水分を失うため、原則として入浴前後の水分補給が大切です。ただし、水分制限がある場合は医療職の指示に従います。
4.食後1時間以内に入浴する。
適切ではありません。
食後すぐの入浴は、消化に必要な血流と入浴による循環変化が重なり、気分不良を起こす可能性があります。食後は一定の時間をあけます。
5.入浴直前の浴槽の湯は、45℃で保温する。
適切ではありません。
45℃は高温であり、やけどや急激な血圧変動の危険があります。本人の好みと健康状態を確認し、安全な湯温に調整します。
覚えるポイント
空腹時と食後すぐの入浴は避けます。
入浴前後には、制限がなければ水分補給を行います。
湯温と体調を確認し、本人の意思と羞恥心を尊重して介助します。