34Q48第34回 介護福祉士国家試験 過去問

介護生活支援技術

シャワー浴の介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

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正解: 4

正答

4.利用者が陰部を洗うときは、介護福祉職は背部に立って見守る。

この問題のポイント

シャワー浴では、湯温の確認、身体へかける順序、寒さへの対応、プライバシー、浴室を出る前の水分の拭き取りが重要です。本人ができる動作は任せ、必要な部分だけを支援します。

解説

利用者が自分で陰部を洗える場合は、その能力と意思を生かします。介護福祉職は利用者の背部に立つ、視線を外す、タオルで覆うなどして羞恥心に配慮しながら、転倒しないよう見守ります。安全を確保できる範囲で、本人が自分で行うことが自立支援につながります。

シャワーの湯温は、まず介護福祉職が手や温度計で確認し、その後、利用者にも確認してもらいます。感覚障害や認知機能の状態によって熱さを十分に判断できない場合があるため、利用者だけに最初の確認を任せません。

身体全体に湯をかけるときは、心臓から遠い足先などから始め、徐々に身体を慣らします。突然上半身へかけると、驚きや急な血圧変動につながることがあります。寒さを訴えた場合は、室温、すきま風、タオルの使用、湯温を安全な範囲で調整します。急に熱い湯をかけてはいけません。

シャワー浴後は、浴室内で身体の水分をよく拭いてから脱衣室へ移動します。ぬれたまま移動すると、身体が冷えやすく、床へ落ちた水で滑る危険も高まります。

介護実践でのポイント
洗える部位、手が届きにくい部位、立位や座位の安定性を確認し、本人が行える部分は見守ります。浴室内では転倒しやすいため、シャワーチェア、手すり、滑り止めなどを適切に使用します。

選択肢の確認

1.シャワーの湯温は、介護福祉職よりも先に利用者が確認する。
適切ではありません。
介護福祉職が先に湯温を確認し、安全を確かめてから利用者にも確認してもらいます。利用者だけに最初の確認を任せると、やけどの危険があります。

2.からだ全体にシャワーをかけるときは、上肢から先に行う。
適切ではありません。
身体を湯温に慣らすため、一般に足先など心臓から遠い部分からかけ、徐々に上へ進めます。上肢や体幹から突然かける方法は適切ではありません。

3.利用者が寒さを訴えたときは、熱いシャワーをかける。
適切ではありません。
熱い湯を急にかけると、やけどや血圧の急変を起こす危険があります。室温を整え、乾いたタオルで覆うなど、安全な方法で保温します。

4.利用者が陰部を洗うときは、介護福祉職は背部に立って見守る。
正答。最も適切です。
利用者が自分で洗える力を生かしながら、介護福祉職が背部から安全を見守ることで、羞恥心と自立を両立できます。

5.脱衣室に移動してから、からだの水分を拭きとる。
適切ではありません。
ぬれた身体のまま移動すると、冷えや転倒につながります。浴室内で水分を十分に拭き取ってから脱衣室へ移動します。

覚えるポイント

湯温は介護福祉職が先に確認し、利用者にも確認してもらいます。

シャワーは足先などから徐々にかけ、急な温度刺激を避けます。

陰部の洗浄では、本人ができる動作を生かし、背部から見守ってプライバシーを守ります。

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