34Q69第34回 介護福祉士国家試験 過去問

こころとからだのしくみ発達と老化の理解

愛着行動に関する次の記述のうち、ストレンジ・シチュエーション法における安定型の愛着行動として、適切なものを1つ選びなさい。

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正解: 1

正答

1.養育者がいないと不安な様子になり、再会すると安心して再び遊び始める。

この問題のポイント

ストレンジ・シチュエーション法では、乳幼児が養育者との分離と再会にどのように反応するかを観察して、愛着の型を把握します。安定型では、養育者を安心して探索するための安全基地として利用することが特徴です。

解説

安定型の愛着では、養育者がいると乳幼児は安心して周囲を探索します。養育者がいなくなると不安や苦痛を示すことがありますが、再会すると養育者へ近づいたり、抱かれたりして安心を取り戻し、その後、再び遊びや探索へ戻ることができます。

重要なのは、単に「泣くか泣かないか」ではありません。養育者を安心を得る相手として利用できること、再会によって落ち着きを取り戻せること、安心した後に探索活動へ戻れることを一連の行動として見ます。

不安定な抵抗型では、分離時の不安が強く、再会して養育者へ近づきながら怒りや抵抗も示し、なかなか落ち着けないことがあります。不安定な回避型では、分離時に目立った不安を示さず、再会時にも養育者への接近や関心を避ける傾向があります。

ひっかけポイント
愛着の型は、一つの場面の一つの行動だけで決めるものではありません。分離前の探索、分離時の反応、再会時の接近・慰められ方・再探索を総合して判断します。

介護実践でのポイント
子どもの反応を「わがまま」「性格の問題」と決めつけず、安心できる養育者との関係や環境の変化を含めて理解します。

選択肢の確認

1.養育者がいないと不安な様子になり、再会すると安心して再び遊び始める。
正答。最も適切です。
分離によって不安を示しても、再会した養育者から安心を得て、再び探索や遊びへ戻ることは安定型の典型的な特徴です。

2.養育者がいないと不安な様子になり、再会すると接近して怒りを示す。
適切ではありません。
養育者へ接近しながら怒りや抵抗を示し、慰められても落ち着きにくい行動は、不安定な抵抗型にみられる特徴です。

3.養育者がいないと不安な様子になり、再会すると関心を示さずに遊んでいる。
適切ではありません。
再会しても養育者から安心を得ようとせず、関心を示さない行動は、再会によって安定を回復する安定型の特徴とは一致しません。

4.養育者がいなくても不安な様子にならず、再会すると関心を示さずに遊んでいる。
適切ではありません。
分離時の目立った不安が少なく、再会時にも養育者を避けたり関心を示さなかったりする行動は、不安定な回避型にみられる特徴です。

5.養育者がいなくても不安な様子にならず、再会すると喜んで遊び続ける。
適切ではありません。
喜んでいることだけでは安定型とは判断できません。安定型では、養育者を安全基地とし、必要なときに接近して安心を得た後に探索へ戻るという関係が重要です。

覚えるポイント

安定型は、養育者を安全基地として探索します。

分離で不安を示しても、再会によって安心し、再び遊び始めます。

抵抗型は接近と怒りが併存し、回避型は再会時にも接近を避ける傾向があります。

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