38Q12|第38回 介護福祉士国家試験 過去問
介護福祉職が受けるストレスチェック制度に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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正解: 4
正答
4.心理的な負担の程度を把握するためのものである。
この問題のポイント
ストレスチェック制度について、目的、実施頻度、対象となる事業場、結果の取扱い、面接指導の流れを区別する問題です。
ストレスチェックは、労働者が自分のストレス状態を知り、メンタルヘルス不調を未然に防ぐための制度です。治療そのものを行う検査ではなく、心理的な負担の程度を把握し、必要に応じて面接指導や職場環境の改善につなげます。
解説
第38回試験が行われた時点では、常時50人以上の労働者を使用する事業場に、原則として年1回のストレスチェック実施が義務づけられていました。したがって、常時100人の事業場が免除されることはありません。
個人の結果は、実施者から労働者本人に通知されます。本人の同意なく、労務管理を行う上司や介護主任などに個人結果を提供することはできません。これは、プライバシーを守り、結果を理由とする不利益な取扱いを防ぐためです。
高ストレスと判定された労働者が面接指導を申し出た場合、事業者は医師による面接指導を実施します。高ストレスという判定だけで、産業医による治療が自動的に必須となるわけではありません。治療が必要かどうかは、医師が本人の状態を評価したうえで判断します。
ひっかけポイント
「ストレスチェックの実施」「医師による面接指導」「医療機関での治療」は別の段階です。高ストレス判定だけで、面接や治療が一律に強制されるわけではありません。
選択肢の確認
1.3年に1回の実施が義務づけられている。
誤り。
対象となる事業場では、原則として年1回実施します。3年に1回ではありません。
2.労働者数が常時100名の事業場は受検が免除される。
誤り。
第38回試験時点では、常時50人以上の労働者を使用する事業場が実施義務の対象でした。常時100人の事業場は対象に含まれ、免除されません。
3.結果は労務管理を行う介護主任へ提供され、面接指導に活用する。
誤り。
個人結果は労働者本人に通知されます。本人の同意なく、労務管理を行う介護主任などへ提供することはできません。
4.心理的な負担の程度を把握するためのものである。
正しい。
ストレスチェックは、質問票への回答などから労働者の心理的な負担の程度を把握し、本人の気づきやメンタルヘルス不調の予防につなげる制度です。
5.高ストレスと判定された場合は、産業医による治療が必須である。
誤り。
本人から申出があれば医師による面接指導を行いますが、判定だけで産業医による治療が必須になるわけではありません。必要な支援や治療は、本人の状態と医師の判断に基づきます。
覚えるポイント
ストレスチェックの目的は、心理的負担の把握とメンタルヘルス不調の一次予防です。
第38回試験時点では、常時50人以上の事業場で原則年1回実施します。
個人結果は本人に通知され、事業者が受け取るには原則として本人の同意が必要です。