38Q5|第38回 介護福祉士国家試験 過去問
ユニバーサルデザイン(universal design)の7原則に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
ユニバーサルデザインとは、年齢、障害の有無、体格、能力などにかかわらず、できる限り多くの人が利用できるように、最初から製品や環境を設計する考え方です。特定の利用者だけを対象とするのではなく、多様な人にとって安全で使いやすいことを目指します。
解説
ユニバーサルデザインの7原則は、次のように整理できます。
- 公平に利用できること
- 使い方に柔軟性があること
- 単純で直感的に理解できること
- 必要な情報が分かりやすく伝わること
- 誤操作が危険や重大な結果につながりにくいこと
- 少ない身体的負担で使用できること
- 接近・利用しやすい大きさと空間があること
したがって、安全性や分かりやすさを含む「安全で使いやすいデザインにする」が最も適切です。
ユニバーサルデザインは「高齢者や障害者だけのための特別なデザイン」ではありません。設計段階から、多様な人ができる限り同じように利用できることを目指します。
選択肢の確認
1.安全で使いやすいデザインにする。
正しいです。 7原則には、単純で直感的な利用、分かりやすい情報、失敗への寛容性、少ない身体的負担などが含まれます。多様な利用者にとって安全で使いやすくするという説明は適切です。
2.要介護高齢者を対象とする。
誤りです。 対象は要介護高齢者に限定されません。子ども、高齢者、障害のある人、外国人、一時的にけがをしている人などを含め、できる限り多くの人を想定します。
3.個別対応より標準化を優先する。
誤りです。 7原則には、利用者の能力や好みに応じて使い方を選べる「柔軟性」があります。個別のニーズを無視して一つの使い方を優先する考えではありません。
4.介護福祉職にとって操作しやすいことを優先する。
誤りです。 介護福祉職の使いやすさも大切ですが、それだけを優先するものではありません。介護を受ける本人を含む、多様な利用者が公平かつ安全に利用できることを考えます。
5.デザインの美しさを優先する。
誤りです。 美しさを否定する考えではありませんが、審美性の優先は7原則の内容ではありません。公平性、安全性、理解しやすさ、身体的負担などが中心です。
覚えるポイント
- 7原則は、公平・柔軟・簡単・明確・安全・省力・空間と整理する。
- 対象は高齢者や障害者だけでなく、できる限り多くの人である。
- 誤操作による危険を小さくする考えを「失敗への寛容性」という。
- 後から特別に対応するだけでなく、設計段階から多様な利用者を想定する。