7AM20|第7回 公認心理師国家試験 過去問
内観療法における集中内観について、最も適切なものを1つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、内観療法のうち、集中内観の基本的な方法が問われています。
キーワードは、「集中内観」「過去から現在まで」「対人関係」「一定期間に区切る」です。
解説
集中内観では、日常生活から離れた環境で、過去から現在までの対人関係を一定の時期に区切りながら振り返ります。
内観では、主に身近な人物との関係について、次の3つの観点から調べます。
- してもらったこと
- して返したこと
- 迷惑をかけたこと
この作業を通して、自分と他者との関係を見直し、自己理解や対人関係の再構成を促します。集中内観では、他のクライエントとの自由な対話や日常生活の中での軽作業が中心になるわけではなく、一定期間、集中的に内観に取り組む点が特徴です。
ひっかけポイント
内観の3テーマは、「してもらったこと」「して返したこと」「迷惑をかけたこと」です。選択肢5の「して返したいこと」は典型的な3テーマではありません。
選択肢の確認
1.日中は軽作業に取り組む。
判定:適切とはいえない。
集中内観では、日中に軽作業を中心として行うのではなく、一定の環境の中で過去から現在までの対人関係を集中的に振り返ります。軽作業は集中内観の中心的特徴ではありません。
2.日常生活の中で集中して取り組む。
判定:適切とはいえない。
集中内観は、日常生活の中で通常の活動を続けながら行うものではなく、日常から離れた設定で集中的に行われます。日常生活の中で継続的に行う形とは区別します。
3.日々、他のクライエントたちとの対話を通して、記憶をより鮮明にする。
判定:適切とはいえない。
集中内観は、他のクライエントとの対話を通して進める集団的対話法ではありません。自分自身の対人関係を、内観面接者との短い確認を挟みながら振り返る点が特徴です。
4.過去から現在までの対人関係を、一定期間に区切りながら、思い出していく。
判定:最も適切。
集中内観では、母親、父親、配偶者など身近な人物との関係を、時期ごとに区切って振り返ります。問題文の説明として最も適切です。
5.自分自身が「してもらったこと」、「して返したこと」及び「して返したいこと」という3つのテーマが設定されている。
判定:適切とはいえない。
内観の基本的な3テーマは、「してもらったこと」、「して返したこと」、「迷惑をかけたこと」です。「して返したいこと」ではないため、記述としては適切ではありません。
覚えるポイント
- 集中内観は、日常から離れた環境で集中的に内観を行います。
- 内観の3テーマは、してもらったこと、して返したこと、迷惑をかけたことです。
- 過去から現在までの対人関係を、一定期間に区切って振り返る点を押さえます。