7AM45|第7回 公認心理師国家試験 過去問
クライエントに、何らかの意味を含んだ身体感覚に注意を向けさせて、自己への気づきを促すアプローチとして、最も適切なものを1つ選べ。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、身体感覚を手がかりに自己理解を深める心理療法的アプローチが問われています。
キーワードは、「意味を含んだ身体感覚」「注意を向ける」「自己への気づき」です。
解説
フォーカシングは、E. T. Gendlin によって発展したアプローチです。
フォーカシングでは、はっきり言葉になっていないが、身体で感じられる漠然とした意味感覚に注意を向けます。この身体に感じられる意味感覚は、フェルトセンスと呼ばれます。
クライエントは、フェルトセンスに丁寧に注意を向け、それに合う言葉やイメージを探しながら、自己理解を深めていきます。単なるリラクセーションではなく、身体感覚を通して自分の体験の意味に触れる点が特徴です。
心理支援のポイント
フォーカシングでは、身体感覚を無理に分析したり解釈したりするのではなく、そこに含まれる意味が自然に言葉になる過程を大切にします。
選択肢の確認
1.系統的脱感作法
判定:適切とはいえない。
系統的脱感作法は、不安階層表とリラクセーションを用いて、不安反応を段階的に弱める行動療法の技法です。意味を含んだ身体感覚に注意を向けて自己理解を促す方法ではありません。
2.フォーカシング
判定:最も適切。
フォーカシングは、フェルトセンスと呼ばれる意味を含んだ身体感覚に注意を向け、自己への気づきを促すアプローチです。問題文の説明に合致します。
3.ゲシュタルト療法
判定:適切とはいえない。
ゲシュタルト療法は、「今ここ」での気づき、未完了の課題、空椅子技法などを重視します。身体への気づきを扱うこともありますが、問題文の「意味を含んだ身体感覚」に注意を向けるアプローチとして最も適切なのはフォーカシングです。
4.ストレス免疫訓練
判定:適切とはいえない。
ストレス免疫訓練は、ストレス状況への対処スキルを段階的に身につける認知行動療法的技法です。身体感覚に含まれる意味に注意を向けて自己理解を促すアプローチではありません。
覚えるポイント
- フォーカシングは、意味を含んだ身体感覚に注意を向けます。
- その身体感覚は、フェルトセンスと呼ばれます。
- 系統的脱感作法やストレス免疫訓練は、認知行動療法・行動療法系の技法として区別します。