7AM44|第7回 公認心理師国家試験 過去問
心理学基礎-03 観察学習・攻撃行動・刻印づけ
N. Tinbergen による、動物の行動の原理を理解するための4つの観点のうち、「生存・生殖にどのように寄与しているか」に該当するものを1つ選べ。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、N. Tinbergen の4つの問いが問われています。
キーワードは、「生存・生殖にどのように寄与しているか」です。
解説
N. Tinbergen は、動物の行動を理解するために、4つの観点を示しました。
代表的には、次のように整理されます。
- メカニズム:行動を引き起こす直接の仕組み
- 個体発生:発達の中でその行動がどのように形成されるか
- 適応:その行動が生存や生殖にどのように役立つか
- 系統発生:進化の歴史の中でその行動がどのように生じたか
本問の「生存・生殖にどのように寄与しているか」は、その行動が何のために役立つのかという機能を問う観点です。これは**適応(究極要因)**に該当します。
ひっかけポイント
Tinbergen の4つの問いでは、「今どのような仕組みで起こるか」は至近要因、「なぜ進化的に残ったか」は究極要因として区別します。
選択肢の確認
1.適応(究極要因)
判定:最も適切。
行動が生存や生殖にどのように役立つかを問う観点です。問題文の説明に合致します。
2.個体発生(発達要因)
判定:適切とはいえない。
個体発生は、個体の発達過程の中で行動がどのように形成されるかを問う観点です。生存や生殖への寄与そのものを問うものではありません。
3.メカニズム(至近要因)
判定:適切とはいえない。
メカニズムは、神経、ホルモン、刺激、環境条件など、行動を引き起こす直接的な仕組みを問う観点です。生存・生殖への機能を問う観点ではありません。
4.系統発生(系統進化要因)
判定:適切とはいえない。
系統発生は、進化の歴史の中で行動がどのように成立してきたかを問う観点です。生存・生殖への現在の機能を問う適応とは区別します。
覚えるポイント
- Tinbergen の4つの問いは、メカニズム、個体発生、適応、系統発生です。
- 生存・生殖への寄与は、**適応(究極要因)**です。
- 直接の仕組みは、**メカニズム(至近要因)**として区別します。