7AM53第7回 公認心理師国家試験 過去問

心理統計・研究法-03 縦断・コホート・双生児研究

生涯発達における、遺伝と環境及びそれらの交絡による影響を検討する上で用いられる研究手法として、適切なものを2つ選べ。

2つ選択
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正解: 2・4

正答

2、4

この問題のポイント

この問題では、遺伝と環境の影響を検討する研究手法が問われています。

2つ選ぶ問題なので、遺伝要因と環境要因を分けて検討できる方法を選びます。

解説

生涯発達では、発達や行動が遺伝と環境の双方から影響を受けると考えます。ただし、実際の親子関係では、遺伝的に似ていることと同じ家庭環境で育つことが重なりやすいため、遺伝と環境の影響を分けて検討する工夫が必要です。

双生児法は、一卵性双生児と二卵性双生児を比較することで、遺伝要因と環境要因の影響を推定します。一卵性双生児は遺伝的にほぼ同一であり、二卵性双生児は通常のきょうだい程度の遺伝的類似性を持つため、両者の類似度の違いから遺伝の影響を検討できます。

養子研究法は、遺伝上の親と養育上の親が異なる状況を利用して、遺伝と環境の影響を検討する方法です。養子の特徴が実親に似るか、養親に似るかを見ることで、遺伝要因と養育環境要因を分けて考えやすくなります。

研究法のポイント
遺伝と環境の影響を調べる代表的な方法は、双生児法と養子研究法です。遺伝的類似性と共有環境をどう切り分けるかが重要です。

選択肢の確認

1.環境評価
判定:誤り。
環境評価は、家庭、学校、地域などの環境条件を把握するうえでは重要です。しかし、遺伝と環境及びそれらの交絡を検討する代表的研究手法としては、双生児法や養子研究法が適切です。

2.双生児法
判定:正しい。
一卵性双生児と二卵性双生児を比較することで、遺伝要因と環境要因の影響を推定できます。遺伝と環境の影響を検討する代表的手法です。

3.脳機能計測
判定:誤り。
脳機能計測は、脳活動や神経基盤を調べる方法です。発達や行動の生物学的基盤を調べることはできますが、遺伝と環境の交絡を検討する代表的な研究手法ではありません。

4.養子研究法
判定:正しい。
養子と実親、養親との類似性を比較することで、遺伝要因と養育環境要因を分けて検討できます。遺伝と環境の影響を調べる代表的手法です。

5.DNA 型鑑定法
判定:誤り。
DNA型鑑定法は、個人識別や親子関係の確認などに用いられます。遺伝と環境の発達への影響を検討する研究手法としては、双生児法や養子研究法が適切です。

覚えるポイント

  • 遺伝と環境の影響を検討する代表的手法は、双生児法養子研究法です。
  • 双生児法では、一卵性双生児と二卵性双生児の類似度を比較します。
  • 養子研究法では、実親との類似と養親との類似を比較します。

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