7AM52|第7回 公認心理師国家試験 過去問
E. Rodolfa らが提唱した心理職の機能的コンピテンシーに該当するものを2つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 2・3
正答
2、3
この問題のポイント
この問題では、E. Rodolfa らが提唱した心理職のコンピテンシー・キューブにおける、機能的コンピテンシーが問われています。
2つ選ぶ問題なので、各選択肢を独立して確認します。
解説
心理職のコンピテンシーは、大きく基盤的コンピテンシーと機能的コンピテンシーに整理されます。
基盤的コンピテンシーは、心理職としての実践全体を支える基礎的な能力です。倫理、法、文化的多様性、専門職としての態度、対人関係、多職種との協働などが含まれます。
一方、機能的コンピテンシーは、心理職が実際に専門業務として行う機能に関係します。心理的アセスメント、心理的介入、コンサルテーション、スーパービジョン、研究・評価などが代表です。
本問では、スーパービジョンと心理的アセスメントが機能的コンピテンシーに該当します。
公認心理師としての注意点
コンピテンシー問題では、「専門職としての土台」なのか、「実際に行う専門業務の機能」なのかを分けて考えます。
選択肢の確認
1.多職種協働
判定:誤り。
多職種協働は心理職にとって重要な能力ですが、コンピテンシー・キューブでは主に基盤的コンピテンシー側に位置づけて考えます。機能的コンピテンシーとしては選びません。
2.スーパービジョン
判定:正しい。
スーパービジョンは、心理職が行う専門的機能の一つです。実践者の成長、倫理的実践、事例理解、支援方針の検討などに関わるため、機能的コンピテンシーに該当します。
3.心理的アセスメント
判定:正しい。
心理的アセスメントは、面接、行動観察、心理検査などを通してクライエントを理解する専門的機能です。心理職の機能的コンピテンシーに該当します。
4.文化的ダイバーシティ
判定:誤り。
文化的ダイバーシティへの理解は、心理職としてすべての実践に必要な基盤的能力です。機能的コンピテンシーとしては選びません。
5.倫理的・法的基準と政策
判定:誤り。
倫理的・法的基準と政策は、専門職としての実践を支える基盤的コンピテンシーです。心理的アセスメントや介入のような機能的コンピテンシーではありません。
覚えるポイント
- 機能的コンピテンシーは、心理職が行う専門的業務機能です。
- 心理的アセスメント、心理的介入、コンサルテーション、スーパービジョンなどが該当します。
- 倫理、法、文化的多様性、多職種協働は、実践全体を支える基盤的能力として整理します。