7PM84第7回 公認心理師国家試験 過去問

心理統計・研究法-01 実験法:盲検・プラセボ・操作

心理学実験において、統制群と実験群から得られた順序データについて、2 群の分布の位置を比較する際に用いられるノンパラメトリック検定法として、最も適切なものを 1 つ選べ。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、独立した2群の順序データを比較するノンパラメトリック検定が問われています。

キーワードは、「統制群と実験群」「順序データ」「2群の分布の位置」「ノンパラメトリック検定」です。

解説

統制群と実験群は、通常、別々の参加者からなる独立した2群です。

順序データでは、得点の大小関係は分かりますが、間隔が等しいとは限りません。そのため、正規分布や等間隔性を前提とするパラメトリック検定ではなく、順位を用いるノンパラメトリック検定が用いられます。

独立した2群の分布の位置を比較する代表的なノンパラメトリック検定は、マン ・ ホイットニーのU検定です。

一方、ウィルコクソンの符号付き順位検定は、同じ人に2条件を実施した場合など、対応のある2群に用います。

統計問題のポイント
2群比較では、「独立した2群」か「対応のある2群」かを最初に確認します。独立2群の順序データならマン ・ ホイットニーのU検定です。

選択肢の確認

1.F 検定
判定:適切とはいえない。
F検定は、分散の比較や分散分析で用いられる検定です。順序データにおける独立した2群の分布の位置を比較するノンパラメトリック検定ではありません。

2.t 検定
判定:適切とはいえない。
t検定は、平均値の差を比較するパラメトリック検定です。順序データで分布の位置を比較するノンパラメトリック検定としては、マン ・ ホイットニーのU検定が適切です。

3.ウェルチの検定
判定:適切とはいえない。
ウェルチの検定は、2群の平均値を比較するt検定の一種で、等分散性が仮定しにくい場合に用いられます。ノンパラメトリック検定ではありません。

4.マン ・ ホイットニーのU 検定
判定:最も適切。
独立した2群の順序データについて、順位を用いて分布の位置を比較するノンパラメトリック検定です。問題文の条件に合致します。

5.ウィルコクソンの符号付き順位検定
判定:適切とはいえない。
ウィルコクソンの符号付き順位検定は、対応のある2群の差を比較するノンパラメトリック検定です。本問は統制群と実験群という独立した2群の比較であるため、マン ・ ホイットニーのU検定が適切です。

覚えるポイント

  • 独立した2群の順序データには、マン ・ ホイットニーのU検定を用います。
  • 対応のある2群には、ウィルコクソンの符号付き順位検定を用います。
  • t検定やウェルチの検定は、平均値比較のパラメトリック検定です。

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