7PM102|第7回 公認心理師国家試験 過去問
覚せい剤の使用を中止した後、不眠、ストレス、飲酒、少量の再使用などによって、以前使用したときと同様の幻覚や妄想などが生じる現象として、最も適切なものを 1 つ選べ。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、覚せい剤使用後に幻覚や妄想が再び出現する現象が問われています。
キーワードは、「使用を中止した後」「不眠、ストレス、飲酒、少量の再使用」「以前と同様の幻覚や妄想」です。
解説
覚せい剤の使用によって幻覚や妄想などの精神病症状が生じた人では、使用を中止して症状が改善した後でも、不眠、強いストレス、飲酒、少量の再使用などをきっかけに、同様の精神病症状が再び出現することがあります。
このような現象は、再燃として理解されます。
覚せい剤関連の問題では、単に使用中の急性中毒だけでなく、使用中止後にも症状が再び現れることがある点が重要です。支援では、再使用の防止だけでなく、不眠、ストレス、飲酒などの再燃リスクへの対処も必要になります。
依存症支援のポイント
覚せい剤関連の精神症状では、使用中だけでなく、使用中止後の再燃リスクも確認します。生活リズム、睡眠、ストレス、飲酒、再使用のきっかけを整理することが大切です。
選択肢の確認
1.再燃
判定:最も適切。
覚せい剤の使用を中止した後、不眠、ストレス、飲酒、少量の再使用などをきっかけに、以前と同様の幻覚や妄想が再び生じる現象です。問題文の説明に合致します。
2.耐性
判定:適切とはいえない。
耐性は、同じ量の薬物では効果が弱くなり、同じ効果を得るためにより多くの量が必要になる状態です。使用中止後に以前と同様の幻覚や妄想が再び生じる現象ではありません。
3.中毒
判定:適切とはいえない。
中毒は、薬物の作用によって心身に有害な症状が生じている状態を指します。覚せい剤使用中の急性症状などに関係しますが、本問のような使用中止後の症状再出現を表す用語としては再燃が適切です。
4.乱用
判定:適切とはいえない。
乱用は、薬物を医学的・社会的に不適切な形で使用することです。使用行動の問題を示す用語であり、使用中止後に幻覚や妄想が再び生じる現象そのものではありません。
5.離脱
判定:適切とはいえない。
離脱は、薬物の使用を中止または減量した際に生じる心身の症状です。覚せい剤では強い疲労感、抑うつ、不眠や過眠などが問題になることがありますが、本問のような以前の精神病症状の再出現は再燃として理解します。
覚えるポイント
- 覚せい剤使用後の幻覚・妄想は、使用中止後にも再燃することがあります。
- 再燃のきっかけには、不眠、ストレス、飲酒、少量の再使用などがあります。
- 耐性、離脱、中毒、乱用は、それぞれ薬物問題の別概念として区別します。