7PM101|第7回 公認心理師国家試験 過去問
マタニティー・ブルーズの説明として、最も適切なものを 1 つ選べ。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、マタニティー・ブルーズの特徴が問われています。
キーワードは、出産後早期、一過性、涙もろさ、気分の不安定さです。
解説
マタニティー・ブルーズは、出産後早期にみられる一過性の気分変動です。
出産後2日から5日頃に発症のピークがあり、涙もろさ、不安、いらいら、気分の落ち込み、情緒不安定などがみられます。多くは短期間で自然に軽快します。
産後うつ病とは区別が必要です。産後うつ病では、抑うつ気分や興味・喜びの低下がより持続し、生活や育児への支障が大きくなることがあります。また、幻覚や妄想がみられる場合は、産褥期精神病など重い状態を考える必要があります。
周産期支援のポイント
産後の気分変動では、マタニティー・ブルーズ、産後うつ病、産褥期精神病を区別します。症状の持続、重症度、自殺念慮、育児困難、幻覚・妄想の有無を確認します。
選択肢の確認
1.幻覚や妄想がみられる。
判定:適切とはいえない。
幻覚や妄想がみられる場合は、マタニティー・ブルーズではなく、産褥期精神病などの重い精神症状を考える必要があります。早急な医療的対応が必要です。
2.症状は 1 か月以上持続する。
判定:適切とはいえない。
マタニティー・ブルーズは一過性で、通常は短期間で軽快します。1か月以上持続する場合は、産後うつ病などを検討する必要があります。
3.全出産の約 1 % でみられる。
判定:適切とはいえない。
マタニティー・ブルーズは比較的高頻度にみられます。約1%という低頻度は、産褥期精神病などの重い状態を想起させる数値として整理します。
4.約 50 % の患者が産後うつ病に移行する。
判定:適切とはいえない。
マタニティー・ブルーズの多くは自然に軽快します。産後うつ病へ移行する場合もありますが、約50%が移行するという説明は適切ではありません。
5.出産後 2 日から 5 日頃が発症のピークである。
判定:最も適切。
マタニティー・ブルーズは、出産後2日から5日頃にピークを迎える一過性の気分変動として知られています。問題文の説明として最も適切です。
覚えるポイント
- マタニティー・ブルーズは、出産後2日から5日頃にピークを迎えます。
- 多くは一過性で、短期間で軽快します。
- 幻覚・妄想、症状の長期持続、強い育児困難がある場合は、産後うつ病や産褥期精神病を考えます。