8AM16|第8回 公認心理師国家試験 過去問
子どもの認知能力と、語彙、読み、書き、算数といった基礎的学力の双方を測定する心理検査として、最も適切なものを1つ選べ。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、子どもの認知能力と基礎的学力の双方を測定できる心理検査が問われています。
キーワードは、「認知能力」と「語彙、読み、書き、算数」です。
解説
KABC-Ⅱは、子どもの認知処理能力と習得度を評価できる検査です。
認知能力だけでなく、語彙、読み、書き、算数といった基礎的学力に関わる領域も評価できるため、学習上の困難や支援方針を検討する際に有用です。
特に、知的能力と学習到達の両方を見たい場合、KABC-Ⅱは重要な選択肢になります。認知処理の特徴と、実際の学習面での達成状況を比較して理解できる点が特徴です。
心理アセスメントのポイント
検査名は「何を測るか」で整理します。KABC-Ⅱは、認知能力と習得度を評価できる検査として押さえます。
選択肢の確認
1.DN-CAS 認知評価システム
判定:適切とはいえない。
DN-CASは、PASS理論に基づき、プランニング、注意、同時処理、継次処理などの認知処理を評価する検査です。語彙、読み、書き、算数といった基礎的学力の双方を測定する検査としてはKABC-Ⅱが適切です。
2.KABC-Ⅱ
判定:最も適切。
KABC-Ⅱは、子どもの認知能力と、語彙、読み、書き、算数などの習得度を評価できます。問題文の説明に合致します。
3.LDI-R
判定:適切とはいえない。
LDI-Rは、限局性学習症/限局性学習障害のアセスメントに用いられる尺度です。認知能力と基礎的学力を包括的に測定する検査ではありません。
4.PVT-R
判定:適切とはいえない。
PVT-Rは、絵画語い発達検査で、語彙理解を評価する検査です。読み、書き、算数を含む基礎的学力や認知能力全体を測るものではありません。
5.WISC-V
判定:適切とはいえない。
WISC-Vは、子どもの知的能力を評価するウェクスラー式知能検査です。認知能力の把握には有用ですが、語彙、読み、書き、算数といった基礎的学力を総合的に測定する検査としてはKABC-Ⅱが適切です。
覚えるポイント
- KABC-Ⅱは、認知能力と習得度の双方を評価できます。
- DN-CASは、PASS理論に基づく認知処理評価です。
- WISC-Vは知能検査、PVT-Rは語彙、LDI-Rは学習障害アセスメントと整理します。