7AM18|第7回 公認心理師国家試験 過去問
限局性学習症/限局性学習障害のアセスメントに用いられるツールとして、最も適切なものを1つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、限局性学習症/限局性学習障害のアセスメントに用いるツールが問われています。
キーワードは、「限局性学習症/限局性学習障害」と「アセスメント」です。
解説
LDI-Rは、Learning Disabilities Inventory-Revised の略で、限局性学習症/限局性学習障害の特徴を把握するために用いられるツールです。
限局性学習症/限局性学習障害では、知的発達全般の遅れでは説明しにくい、読み、書き、計算など特定領域の学習困難が問題になります。アセスメントでは、知能検査の結果だけでなく、学習場面での困難、教科学習のつまずき、行動観察、家庭や学校からの情報を総合して理解します。
LDI-Rは、学習面の困難の特徴を整理するために用いられるため、本問の正答となります。
ひっかけポイント
CARS、M-CHAT、PARSなどは自閉スペクトラム症に関連して出題されやすく、Conners 3はADHDに関連します。LDのアセスメントではLDI-Rを押さえます。
選択肢の確認
1.CARS
判定:適切とはいえない。
CARSは、自閉症や自閉スペクトラム症の特徴を評価する尺度です。限局性学習症/限局性学習障害のアセスメントに最も適切なツールではありません。
2.Conners 3
判定:適切とはいえない。
Conners 3は、注意欠如多動症/注意欠如多動性障害などの行動特徴の評価に用いられます。学習障害そのもののアセスメントを主目的とするツールではありません。
3.LDI-R
判定:最も適切。
LDI-Rは、限局性学習症/限局性学習障害の特徴を把握するために用いられるツールです。問題文の説明に合致します。
4.M-CHAT
判定:適切とはいえない。
M-CHATは、乳幼児期の自閉スペクトラム症のスクリーニングに用いられる質問紙です。限局性学習症/限局性学習障害の評価に用いるものではありません。
5.Vineland-Ⅱ
判定:適切とはいえない。
Vineland-Ⅱは、適応行動を評価する検査です。日常生活、コミュニケーション、社会性などの適応機能を把握するために有用ですが、限局性学習症/限局性学習障害のアセスメントツールとして最も適切なのはLDI-Rです。
覚えるポイント
- LDI-Rは、限局性学習症/限局性学習障害のアセスメントに関係します。
- Conners 3は、ADHDのアセスメントでよく問われます。
- CARSやM-CHATは、自閉スペクトラム症の評価と関連づけて覚えます。