8AM7|第8回 公認心理師国家試験 過去問
視覚的断崖を用いた実験によって明らかにされるものを1つ選べ。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、視覚的断崖を用いた実験で何が調べられるかが問われています。
キーワードは、「断崖」と「深さの知覚」です。
解説
視覚的断崖は、乳児や動物が奥行きや高さの違いを知覚できるかを調べるために用いられた実験装置です。
透明なガラス板の下に、浅く見える側と深く見える側を作り、乳児や動物が深く見える側へ進むかどうかを観察します。実際にはガラス板があるため落下しませんが、見た目には断崖のように見えます。
この実験によって、乳児や動物が視覚的手がかりから奥行きを知覚し、深く見える場所を避けるかどうかを検討できます。
したがって、視覚的断崖によって明らかにされるものとして最も適切なのは、奥行き知覚です。
感覚・知覚のポイント
視覚的断崖は、奥行き知覚の発達を調べる代表的実験です。乳児が深く見える側を避けるかが重要な観察点です。
選択肢の確認
1.心的回転
判定:適切とはいえない。
心的回転は、頭の中で図形や物体を回転させて判断する認知過程です。視覚的断崖の実験で主に調べるものではありません。
2.奥行き知覚
判定:最も適切。
視覚的断崖は、乳児や動物が奥行きや高さの違いを知覚できるかを調べる実験です。問題文の問いに合致します。
3.相貌的知覚
判定:適切とはいえない。
相貌的知覚は、顔や表情、または対象に生命感や表情のような性質を感じ取る知覚に関係します。視覚的断崖の中心テーマではありません。
4.知覚的補完
判定:適切とはいえない。
知覚的補完は、隠れて見えない部分を補って知覚する働きです。視覚的断崖は、隠れた部分の補完ではなく、奥行きの知覚を扱います。
5.第1次循環反応
判定:適切とはいえない。
第1次循環反応は、Piaget の感覚運動期における、自分の身体に関わる偶然の行動を反復する反応です。視覚的断崖の実験とは関係がありません。
覚えるポイント
- 視覚的断崖は、奥行き知覚を調べる実験です。
- 深く見える側を乳児や動物が避けるかを観察します。
- 心的回転、知覚的補完、Piaget の循環反応とは区別します。