8PM119|第8回 公認心理師国家試験 過去問
公認心理師の業務として、公認心理師法に記載されていないものを1つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、公認心理師法に定められた公認心理師の業務を正確に理解しているかが問われています。
「記載されていないもの」を選ぶ問題なので、公認心理師法の業務に含まれない選択肢が正答です。
解説
公認心理師法では、公認心理師の業務として、心理に関する支援を要する者への観察・分析、相談・助言・指導その他の援助、その関係者への相談・助言・指導その他の援助、心の健康に関する知識の普及のための教育及び情報提供が規定されています。
つまり、公認心理師の業務は、本人の心理状態の理解、本人への心理支援、本人を取り巻く関係者への支援、心の健康に関する教育・情報提供という枠組みで整理できます。
一方、選択肢5の「精神科病院その他の医療施設において、精神障害の医療を受けている者の地域相談支援の利用について助言を行う」は、公認心理師法上の業務として記載された表現ではありません。これは精神保健福祉領域の他職種や制度に関する説明と混同しやすい内容です。
法規・倫理上のポイント
公認心理師法の業務は、「本人への心理支援」「関係者への支援」「心の健康に関する教育・情報提供」で整理します。医療・福祉制度上の他職種業務と混同しないことが重要です。
選択肢の確認
1.心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供を行う。
判定:記載されている。
公認心理師法に定められた業務に含まれます。心の健康に関する知識の普及、教育、情報提供は、公認心理師の重要な役割です。
2.心理に関する支援を要する者の心理状態を観察し、その結果を分析する。
判定:記載されている。
心理に関する支援を要する者の心理状態を観察し、その結果を分析することは、公認心理師の基本的業務に含まれます。
3.心理に関する支援を要する者の関係者に対し、その相談に応じ、助言、指導その他の援助を行う。
判定:記載されている。
本人だけでなく、家族、教職員、職場関係者、支援者など関係者への相談、助言、指導その他の援助も、公認心理師の業務に含まれます。
4.心理に関する支援を要する者に対し、その心理に関する相談に応じ、助言、指導その他の援助を行う。
判定:記載されている。
心理に関する支援を要する本人に対して、相談、助言、指導その他の援助を行うことは、公認心理師の中心的業務です。
5.精神科病院その他の医療施設において、精神障害の医療を受けている者の地域相談支援の利用について助言を行う。
判定:正答。記載されていない。
この内容は、公認心理師法に定められた公認心理師の業務として記載されたものではありません。地域相談支援や精神障害者支援に関する制度・他職種の業務と混同しないようにします。
覚えるポイント
- 公認心理師法上の業務は、本人の心理状態の観察・分析、本人への心理支援、関係者への支援、心の健康に関する教育・情報提供です。
- 公認心理師は、本人だけでなく関係者にも助言や援助を行います。
- 他職種や他制度の業務と、公認心理師法上の業務を区別します。