8PM79|第8回 公認心理師国家試験 過去問
医療場面において、小児に対し自身に予定されている検査や治療について分かりやすく説明し、理解を得ようとすることを表す用語として、最も適切なものを1つ選べ。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、小児医療におけるインフォームド・アセントの意味が問われています。
キーワードは、「小児に対し」「分かりやすく説明」「理解を得ようとすること」です。
解説
インフォームド・アセントとは、法的な同意能力が十分ではない小児などに対して、年齢や発達段階に応じて、検査や治療の内容を分かりやすく説明し、本人の理解や納得を得ようとすることです。
小児医療では、保護者からインフォームド・コンセントを得るだけでなく、子ども本人にも可能な範囲で説明し、気持ちや意向を尊重することが重要です。
たとえば、検査で何をするのか、痛みがあるか、どのくらい時間がかかるか、誰がそばにいるかなどを、子どもに分かる言葉で説明します。これは、子どもを単なる保護の対象として扱うのではなく、本人の主体性と尊厳を尊重する姿勢です。
法規・倫理上のポイント
小児への支援では、保護者の同意だけでなく、子ども本人への説明と理解の確認を大切にします。年齢や発達段階に応じた説明が必要です。
選択肢の確認
1.オプトアウト
判定:適切とはいえない。
オプトアウトは、あらかじめ情報を公開し、本人が拒否しない場合に同意があったものとして扱う方法です。小児に検査や治療を分かりやすく説明して理解を得ることではありません。
2.インフォームド・アセント
判定:最も適切。
小児に対して、予定されている検査や治療を発達段階に応じて分かりやすく説明し、理解や納得を得ようとすることです。問題文の説明に合致します。
3.インフォームド・コンセント
判定:適切とはいえない。
インフォームド・コンセントは、十分な説明を受けたうえで本人が同意することです。小児の場合は保護者の同意が中心になることが多く、子ども本人の理解を得る用語としてはインフォームド・アセントが適切です。
4.アドバンスド・ケア・プランニング
判定:適切とはいえない。
アドバンスド・ケア・プランニングは、将来の医療やケアについて、本人や家族、医療者が事前に話し合う過程です。小児への検査・治療説明そのものを指す用語ではありません。
5.シェアード・ディシジョン・メイキング
判定:適切とはいえない。
シェアード・ディシジョン・メイキングは、医療者と患者が情報を共有し、価値観や希望を踏まえて一緒に意思決定する方法です。本問の小児への説明と理解を得る用語としてはインフォームド・アセントが最も適切です。
覚えるポイント
- インフォームド・アセントは、小児本人に分かりやすく説明し、理解や納得を得ることです。
- 保護者のインフォームド・コンセントと、子どものアセントを区別します。
- 子どもの年齢、発達段階、理解力に応じた説明が重要です。