8PM95|第8回 公認心理師国家試験 過去問
S. E. Finn が提唱した、クライエントが自分や問題についての新しい見方を獲得し、これまでとは異なる生き方をみつけられるようにする方法として、適切なものを1つ選べ。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、S. E. Finn が提唱した治療的アセスメントの考え方が問われています。
キーワードは、「アセスメントを通して新しい見方を獲得する」「これまでとは異なる生き方をみつける」です。
解説
治療的アセスメントは、心理アセスメントを単なる診断や判定のために行うのではなく、クライエント自身が自己理解を深め、問題について新しい見方を得られるようにする協働的な方法です。
S. E. Finn は、クライエントが検査結果を受け身で聞くのではなく、アセスメントの過程に主体的に参加し、自分の疑問や困りごとについて検査を通して理解を深めることを重視しました。
治療的アセスメントでは、クライエントの質問を大切にし、検査結果を本人と共有しながら、本人が自分について新しい物語や可能性を見出せるよう支援します。
そのため、検査は「評価するためだけのもの」ではなく、「治療的変化を促す対話の道具」として用いられます。
心理アセスメントのポイント
治療的アセスメントでは、検査者が一方的に結果を説明するのではなく、クライエントと協働して意味を考えます。
選択肢の確認
1.解決志向アプローチ
判定:適切とはいえない。
解決志向アプローチは、問題の原因分析よりも、例外、資源、望ましい未来に焦点を当てる支援法です。Finn が提唱したアセスメント方法としては治療的アセスメントが適切です。
2.治療的アセスメント
判定:正しい。
S. E. Finn が提唱した方法で、アセスメントを通してクライエントが自分や問題について新しい見方を獲得し、変化につなげることを目指します。
3.メンタライゼーション
判定:適切とはいえない。
メンタライゼーションは、自分や他者の行動を、心の状態や意図に基づいて理解する能力を指します。Finn が提唱したアセスメント方法ではありません。
4.心理教育的アセスメント
判定:適切とはいえない。
心理教育的アセスメントは、教育的支援や心理教育に役立つ評価を指すことがありますが、Finn が提唱した方法としては治療的アセスメントが適切です。
5.神経心理学的アセスメント
判定:適切とはいえない。
神経心理学的アセスメントは、脳機能や高次脳機能、認知機能を評価する方法です。問題文の「新しい見方を獲得し、生き方をみつける」協働的アセスメントとしては治療的アセスメントが適切です。
覚えるポイント
- 治療的アセスメントは、S. E. Finn が提唱しました。
- アセスメントを通して、クライエントの自己理解と変化を促します。
- 検査結果は一方的に伝えるのではなく、クライエントと協働して意味づけます。