9AM55|第9回 公認心理師国家試験 過去問
風景構成法を実施する際、被検査者が行うことを 2 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 1・2
正答
1、2
この問題のポイント
この問題では、投映法の1つである風景構成法の実施手順が問われています。
被検査者が行うことと、検査者が行うことを区別する必要があります。
解説
風景構成法は、検査者が枠を描いた画用紙に、被検査者が指定されたアイテムを順に描き込み、最後に彩色する投映法です。
一般的には、検査者が画用紙に枠を描き、被検査者に「川」「山」「田」「道」「家」「木」「人」「花」「動物」「石」などを順に描いてもらいます。その後、必要に応じて彩色してもらいます。
この検査では、被検査者が風景をどのように構成するか、各アイテムをどこにどのように描くか、全体のまとまり、空間の使い方、描画時の様子などを総合的に見ます。
ひっかけポイント
風景構成法では、枠を書くのは検査者です。また、描くアイテムや順番は基本的に検査者が提示します。被検査者が行うのは、描き入れることと彩色です。
心理アセスメントでは、投映法の結果だけで判断せず、面接、行動観察、他の心理検査、生活情報と合わせて総合的に理解します。
選択肢の確認
1.クレヨン等で彩色する。
判定:正しい。
風景構成法では、被検査者が描画後にクレヨンや色鉛筆などで彩色することがあります。被検査者が行うこととして適切であり、本問の正答の1つです。
2.人や動物を描き入れる。
判定:正しい。
風景構成法では、検査者から提示されたアイテムに従って、人や動物などを画面内に描き入れます。被検査者が行うこととして適切であり、本問の正答の1つです。
3.画用紙にサインペンで枠を書く。
判定:誤り。
画用紙にサインペンで枠を書くのは、通常、検査者が行います。被検査者が行うことではないため、正答ではありません。
4.構成するアイテムを描く順番を決める。
判定:誤り。
風景構成法では、描くアイテムや順番は基本的に検査者が提示します。被検査者が自由に描く順番を決めるわけではありません。
5.開始時に風景を構成するアイテムを選ぶ。
判定:誤り。
風景構成法では、使用するアイテムは検査者側から提示されます。被検査者が開始時に風景を構成するアイテムを自由に選ぶ手続ではありません。
覚えるポイント
- 風景構成法は、枠の中に指定された風景アイテムを描いてもらう投映法です。
- 枠を書くのは、通常、検査者です。
- 被検査者は、人や動物などを描き入れ、クレヨン等で彩色します。
- 投映法は、単独で断定せず、面接や他検査と合わせて総合的に解釈します。