36Q93第36回 社会福祉士国家試験 過去問

旧カリキュラム(第36回)専門科目相談援助の基盤と専門職

「ソーシャルワーク専門職のグローバル定義」(2014年)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。 (注) 「ソーシャルワーク専門職のグローバル定義」とは、2014年7月の国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)と国際ソーシャルワーク学校連盟(IASSW)の総会・合同会議で採択されたものを指す。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

2014年のグローバル定義は、冒頭の定義文を正確に押さえる。社会変革・社会開発・社会的結束と、人々のエンパワメント・解放が中核任務として並ぶ。

解説

2014年にIFSWとIASSWが採択した定義は、ソーシャルワークを「社会変革と社会開発、社会的結束、および人々のエンパワメントと解放を促進する、実践に基づいた専門職であり学問」とする。さらに社会正義、人権、集団的責任、多様性尊重を中核原理とし、ソーシャルワーク理論、社会科学、人文学、地域・民族固有の知を基盤に、人々と構造に働き掛けると述べる。したがって、この冒頭文をそのまま表す選択肢5が最も適切である。他の選択肢はソーシャルワークの別の理論家・枠組みで提案された構成要素等を示すか、グローバル定義の公式文言ではない。

選択肢の確認

1.人間尊重、人間の社会性、変化の可能性の3つの価値を前提とした活動である。

誤り。価値に関する一つの整理ではあるが、2014年定義が中核原理として掲げる社会正義、人権、集団的責任、多様性尊重の公式文言ではない。

2.人、問題、場所、過程を構成要素とする。

誤り。これはケースワークの問題解決アプローチで知られる四つのPの整理であり、2014年グローバル定義を示したものではない。

3.価値の体系、知識の体系、調整活動のレパートリーを本質的な要素とする。

誤り。ソーシャルワークの構成要素に関する別の理論的整理で、2014年にIFSW・IASSWが採択した定義文とは一致しない。

4.ソーシャルワーク実践は、価値、目的、サンクション、知識及び方法の集合体である。

誤り。実践の共通基盤を説明する別の枠組みであり、社会変革等を掲げる2014年の公式グローバル定義の記述ではない。

5.社会変革と社会開発、社会的結束、および人々のエンパワメントと解放を促進する。

正しい。2014年の定義冒頭に掲げられたソーシャルワークの中核任務を、一字句の対応も含めて正確に示している。

覚えるポイント

2014年定義の中核は「社会変革・社会開発・社会的結束」と「エンパワメント・解放」。人々だけでなく構造にも働き掛ける。

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