35AM19|第35回 臨床工学技士国家試験 過去問
急性腎前性腎障害の原因となるのはどれか。 a.出血 b.熱傷 c.造影剤投与 d.前立腺肥大 e.高カルシウム血症
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正解: 1
正答
1
公式正答は 1 です。正答内容は a、b です。
この問題のポイント
急性腎障害を、腎灌流低下による腎前性、腎実質障害による腎性、尿路閉塞による腎後性に分けます。本問の典型的な急性循環血液量低下は、出血と熱傷です。
解説
各記述は、a出血:○、b熱傷:○、c造影剤投与:×、d前立腺肥大:×、e高カルシウム血症:本問の典型分類では×です。出血は血液量を直接失い、広範な熱傷は血管透過性亢進と体液喪失で有効循環血液量を低下させるため、腎灌流低下による腎前性AKIを来します。
造影関連AKIには腎血管収縮、腎髄質低酸素、尿細管毒性などが関与し、試験分類では腎性として扱います。前立腺肥大は下部尿路閉塞による腎後性です。高カルシウム血症は腎血管収縮、Na・水喪失による容量減少、尿濃縮障害、長期では腎石灰化など複数経路で腎機能を悪化させ、腎前性要素を伴うこともあります。ただし本問は、典型的な急性循環血液量低下の組合せとしてa、bを選ぶ構成です。
各肢の最終判定は、a:正しい、b:正しい、c:誤り、d:誤り、e:誤りです。
選択肢の確認
選択肢1:a、b
正答です。 出血と熱傷はいずれも有効循環血液量を急に低下させ、腎灌流低下による腎前性AKIの代表原因です。
選択肢2:a、e
正答ではありません。 aは正しい一方、eは複合機序をもち、本問の典型的な腎前性原因として選ぶ項目ではありません。
選択肢3:b、c
正答ではありません。 bは正しいですが、cの造影関連AKIは試験分類上、腎血管・尿細管への作用を伴う腎性として扱います。
選択肢4:c、d
正答ではありません。 cは腎性、dは尿路閉塞による腎後性であり、いずれも本問の腎前性の組合せではありません。
選択肢5:d、e
正答ではありません。 dは腎後性です。eは容量減少や腎血管収縮による腎前性要素も起こし得ますが、基本分類でa、bに代わる典型ペアではありません。
覚えるポイント
- 腎前性は灌流低下、腎性は実質障害、腎後性は尿路閉塞です。
- 出血・熱傷は有効循環血液量低下、前立腺肥大は閉塞と結び付けます。
- 高Ca血症と造影関連AKIは複数機序があるため、単一機序へ決め付けません。
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